色の名前と言葉の辞典 888の魅力
2022年8月に東京書籍から発売された『色の名前と言葉の辞典 888』が、2024年12月にも重版されることになりました。この辞典は888色を網羅し、色を愛する全ての方々にぜひ手に取っていただきたい一冊です。この本は単なる色の辞典ではなく、色やその名前にまつわる物語が詰まっています。色に対する知識を深め、さらに表現力を高めるための貴重な資源です。
色にまつわる物語が豊富
この辞典は、日本や世界のさまざまな色についての興味深いエピソードを紹介しています。日常的に目にする色でも、その背景にはさまざまな物語が存在することを教えてくれます。小説や歌詞、セリフの中で使われる色名を知ることで、表現力が広がります。色の名前を知れば、その色が持つ意味や感情を理解する手助けにもなります。
フレンドリーで使いやすいデザイン
辞典のデザインは非常に工夫されています。A5変形の横長の判型は開きやすく、査読にも便利です。また全888色が系統別に整理されており、JIS規格の269色も収録されているため、信頼性も抜群です。色の見本にはCMYK数値が明示されており、微妙な色の違いを数値で楽しむことができます。初心者から専門家まで、幅広いユーザーにとって使いやすい設計です。
充実したコンテンツ
この辞典は320ページというボリュームがあり、非常に満足度の高い内容が詰まっています。巻末には「グループ別カラーネーム」や「色の言葉」に関する項目、色に関連するイディオムなども収録されています。これにより、色や色にまつわる言葉についてさらに深く学ぶことができます。
知識を深める手助け
色は文化や時代背景によって異なる解釈を受けることがあります。そのため、色の名前やその解釈が変わっていく過程についても知識を深めることができるでしょう。この辞典は、色を正確に表現する際の参考としても活用できますが、目安として使うことを提案しています。
監修者について
監修を務める桜井輝子氏は、東京カラーズ株式会社の代表であり、色彩学の専門家です。彼女は、色彩の提案や研修を行い、広汎な活動を通じて色の重要性を伝えています。2014年にはスウェーデン国家規格ナチュラルカラーシステム(NCS)の認定講師資格を取得し、その普及に努めています。彼女の豊富な経験がこの辞典の内容にも色濃く反映されています。
まとめ
『色の名前と言葉の辞典 888』は、色を愛する全ての人にとって欠かせない一冊です。その内容は、色の知識だけにとどまらず、色を通じて人々とのコミュニケーションを助けてくれるでしょう。是非、手に取ってその魅力を感じてください。