全国コンクール 第29回「図書館を使った調べる学習コンクール®」がスタート
公益財団法人図書館振興財団が主催する「図書館を使った調べる学習コンクール®」が今年で29回目を迎えました。このコンクールは、図書館を活用して自らの疑問や興味を探求し、作品としてまとめる機会を提供します。参加者は小学生から大人まで、年齢層を問わず広く募集中です。応募期間は2025年9月8日から10月7日までとなっています。
コンクールの意義
本コンクールは、図書館の利用促進と調べる学習の普及を目的に、1997年からスタートしました。過去には累計で100万点以上の作品が集まり、昨年は全国から123,604点が応募されました。参加者全員には参加賞が贈呈され、入賞者は東京で行われる表彰式に招待される特典もあります。この機会を利用して、普段の探究学習の成果を形にしてみてはいかがでしょうか。特に夏休みの自由研究を提出する良いチャンスです。
調べる学習とは何か?
「図書館を使った調べる学習」とは、問題意識を持つことから始まる探究的な学びのスタイルです。学校教育では、生徒が主体的かつ対話的に学ぶことが重視されており、このコンクールもその一環として位置付けられています。調べ学習を通じて、知的好奇心や多面的な思考力、課題解決能力などが育まれます。
応募方法と審査基準
作品の応募は、公益財団法人図書館振興財団に郵送またはオンラインで行います。個人や団体からの応募が可能で、以下の部門が設けられています:
- - 調べる学習部門(小学生、中学生、高校生、大人など)
- - 調べる学習指導・支援部門(教育機関や図書館などによる実践)
各カテゴリーにおいて優秀な作品には文部科学大臣賞や観光庁長官賞などが授与されます。入賞者には図書カードネットギフトなどの副賞も用意されています。
昨年度の注目作品
2024年度の文部科学大臣賞に輝いた鈴木克磨さんの「青信号「あお」とよぶのに緑色?」という作品は、身近なテーマを通じて多様な視点から調査が行われた結果でした。信号の色についての疑問を持ち、独自の調査を行ったり、インタビューを通じて得た情報を作品にまとめました。こうした発想が、小学生から大人まで、誰もが参加できるコンクールでの楽しみや学びに繋がるでしょう。
総まとめ
「図書館を使った調べる学習コンクール」は、単なる学びの場にとどまらず、参加者が自らの好奇心や探求心を発揮し、創造的な成果を得られる場でもあります。また、参加者全員に用意されている参加賞は、さらなる挑戦への動機付けとなるでしょう。興味がある方は、コンクール特設サイトを訪れ、詳細を確認し、ぜひご応募ください。
コンクール特設サイトはこちら!
この機会に、図書館を活用した探究的な学びを楽しむことができる貴重なチャンスを見逃さないようにしましょう!