地域活性化の新提案
2025-06-12 15:21:48

カヤックとTRANBIが手を組み、地域と事業承継をつなぐ新しい試み

カヤックとTRANBI、地域の未来を切り拓く業務提携を発表



株式会社カヤック(神奈川県鎌倉市)と、事業承継・M&Aマッチングプラットフォームを運営するTRANBI(東京都港区)が、2025年6月12日に業務提携を結びました。この提携の目的は、地域の中小企業や商店が後継者を見つける手助けをし、「移住したい地域」と「働きたい企業」をつなげることです。企業の歴史や地域の文化を受け継ぐ“エモい”事業承継がテーマです。

提携の目的



2025年問題に対する取り組み



2025年には、国民の20%が75歳以上になると言われる「2025年問題」が控えています。この問題は、特に地方での事業承継に深刻な影響を及ぼすと指摘されています。中小企業は日本の企業の99%を占める中、後継者不在の状態が続いており、多くの企業が廃業に追い込まれています。実際、2024年には69,019件もの企業が休業や廃業に踏み切りました。

このような状況に対抗するために、カヤックは地域に興味がある人々と中小企業を結びつけるための情報提供やマッチングの強化を目指し、TRANBIと協力しています。この新しいプラットフォームは、地域経済の持続可能性を高めるための重要なステップと位置付けられています。

新プラットフォーム「スマウト」の役割



カヤックが開設した「スマウト」は、地域と関わりたい人や移住希望者のためのプラットフォームです。サービス開始以来、地域での就職や副業、事業承継など、地域と密接に関わる活動を支援しています。これまでに1,120団体以上の自治体や71,500人のユーザーが登録しており、その数は増え続けています。新たに設けられる「“エモい”事業承継特設ページ」では、具体的な事業承継案件や、誰でも利用できるFAQ、用語集なども公開される予定です。

イベントと活動



提携による具体的な活動として、今後「地域 × 事業承継」に関するリアルイベントが開催されます。第一弾は2025年7月4日に東京・渋谷で実施される予定で、参加者には事業承継の基本や事例を学べる機会が提供されます。

このイベントでは、実際の事業承継の体験談や、地域でのビジネスチャンスについてディスカッションするセッションも設けられています。参加者は、地域経済の再生や企業の後継者問題に向けた一歩を考えるきっかけとなることでしょう。

両社の意気込み



カヤックの「スマウト」事業責任者・宮本早織氏は、事業承継に対する多様なアプローチを提供することを強調し、地域に存在する魅力的な事業を次世代につなぐことの重要性を述べています。一方、TRANBIの鈴木涼子氏は、両者の提携により、都市部の人々と地方の企業をマッチングさせ、移住を通じた新しいビジネスモデルの提案が期待されると語っています。

まとめ



カヤックとTRANBIの提携は、地域と事業承継の新たな可能性を提案します。“エモい”事業承継というコンセプトのもと、地域経済を活性化する取り組みが今後どのように展開されていくのか、注目が集まっています。これを機に、地方に眠る魅力的な事業が次世代に受け継がれ、地域の活力が再生されることに期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
株式会社カヤック
住所
御成町11-12御成町11-12
電話番号
0467-61-3399

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