キヤノンITSが「MudFix」で新たな企業セキュリティの強化へ
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、ITインフラサービス「SOLTAGE」の一環として、新しい標的型攻撃メール訓練サービス「MudFix」を2025年3月24日から提供開始します。これは、ますます巧妙化する標的型メール攻撃に対抗するための取り組みであり、企業や組織が直面するセキュリティ課題に応えるものです。
なぜ「MudFix」が必要か?
最近、標的型メール攻撃は企業や行政機関のみならず、中小企業にも広がっています。情報窃取や金銭目的の攻撃が多発しており、調査によると多くの企業が何らかのセキュリティ被害を受けています。特に、半数以上の企業が標的型メール攻撃の被害を報告しており、その結果多くのマルウェア感染が発生しています。
見逃されがちな危機は、従業員一人の不注意によるメールの開封から起こることが多く、そのため、セキュリティ意識の向上が不可欠です。
「MudFix」の特長
「MudFix」は、職員に対して標的型攻撃を模した訓練メールを定期的に送信し、リアルな攻撃体験を提供します。これにより、従業員はセキュリティ脅威に対する警戒心を高めることができます。特に以下の点が特徴です。
1. 充実したテンプレート
「MudFix」では多彩な訓練テンプレートが用意されており、ユーザーはメール内容や警告画面を自ら準備する必要がありません。添付ファイル型やフィッシング誘導型など、異なる形式のテンプレートから選択でき、ニーズに応じたカスタマイズが可能です。
2. 一貫した管理機能
リアルタイムで訓練の進行状況や結果を確認できる管理ツールを備えており、訓練対象者のステータス(送信、閲覧、アクセス、感染、治癒など)を細かく分類できます。また、訓練結果は報告書としてExcel形式でダウンロード可能です。教育コンテンツも独自にアップロードでき、訓練と連携させることで、更に効果的な教育が実現します。
3. 手軽で高品質
完全クラウド型のサービスであるため、サーバー手配や初期費用が不要ですぐに利用開始できます。訓練回数やメール件数に応じたプランが選択でき、無駄なく運用が可能です。
キヤノンITSの将来への展望
キヤノンITSは、ITインフラサービス「SOLTAGE」ブランドの下、クラウドセキュリティ領域を強化し、持続可能で信頼性の高いセキュリティソリューションを提供することで、セキュリティ対策や情報漏えい防止に悩む企業を支援していきます。
具体的なプラン
新サービス「MudFix」には、以下のプランが用意されています。
- - 年額無制限プラン(訓練):2,400円/ユーザー
- - 年額無制限プラン(訓練 + 教育):3,840円/ユーザー
- - 回数プラン(1回単位・訓練):560円/ユーザー
- - 回数プラン(1回単位・教育):560円/ユーザー
まとめ
セキュリティ脅威が増加する中、従業員の意識を高めることは不可欠です。「MudFix」はそのための強力なツールとなることでしょう。キヤノンITSは、今後も企業のセキュリティ環境の向上に寄与する取り組みを続けていきます。