話し方のクセ見直し
2018-03-27 11:18:29
加齢臭だけじゃない!話し方も見直すべき時代が到来
加齢臭だけじゃない!話し方も見直すべき時代が到来
人生が100年時代と言われる現代、年齢を重ねることに伴い、私たちのコミュニケーションのスタイルも変わっていく必要があります。ですが、いつの間にか身についてしまった話し方の「クセ」が、無意識のうちに「加齢臭」として周囲に不快感を与えることがあるのです。
著者の福田健氏は、話し方研究所を設立し、話し方の専門家として多くの人々にコミュニケーション能力向上を促してきました。その中で彼が見出したのが、年齢と共に蓄積される話し方のクセによって引き起こされる「臭い」です。
話し方のクセとその影響
話し方のクセとは、特定の言い回しや口調、言葉選びなどを指します。これらは時として悪影響を及ぼすことがあります。例えば、「やる気があれば何でもできる、気持ちが足りないんだ!」と言った言葉が、無自覚のうちにせっかちな印象を与えたり、「オレを誰だと思ってるんだ!」という言い方は、周囲に威圧感を与えることがあるのです。これらは「根性臭」や「オレを認めて臭」というカテゴリーに分類されています。
さらに、懐かしむような表現を持ち出し「昔はよかったんだ」と共感を得ようとする「懐古臭」や、年齢を意識して「もう年だから会社に来るだけで大変」と弱気になる「卑屈臭」など、さまざまな「臭い」が存在します。これらのクセは、周囲からの評価を低下させる要因となり、いつしか孤立感を深めてしまうのです。
改善策と新しいコミュニケーション
本書では、これらの「臭い」を改善するための具体的な方法も紹介されています。福田氏自らが提唱するのは、相手にフィードバックを求め、自身の話し方を見直すことです。周囲の意見を率直に受け入れる姿勢が、新たなコミュニケーションの扉を開きます。
また、世代や価値観の違いを乗り越えるための新しい話し方のスタイルも提唱されています。たとえば、「かまってほしい臭」が強い方には、自己主張を優しく制限するコミュニケーションをおすすめしています。相手の話に耳を傾け、共感を示すことで、より良好な人間関係を築くことができます。
まとめ
「加齢臭」という言葉が定着するように、話し方にも年齢によってしみついたクセがありますが、それをただの問題として放置するのではなく、見直し改善することが求められています。そのためには、福田氏のアドバイスに耳を傾け、日々のコミュニケーションを見直していくことが重要です。
私たち一人ひとりがより良い関係を築くために、話し方のクセを見直し、自己成長を促すための手引書として、本書をぜひ手に取ってみてください。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 話し方能力向上協会
- 住所
- 東京都文京区湯島4-6-11湯島ハイタウンA棟1011号
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03-3868-3567