新型除菌システム
2021-09-03 11:00:07

神戸発!新型除菌システム「オゾネアUVゲート」が誕生

新型除菌システム「オゾネアUVゲート」の開発



新型コロナウイルスの影響が続く中、神戸大学医学部附属病院と神戸国際医療交流財団、日伸メディカル、ハマネツという4つの機関が共同で「オゾネアUVゲート」というゲート型の除菌システムの開発を始めました。この新技術は、感染症対策に対する新たなアプローチとして期待されています。

背景と目的



新型コロナウイルスやインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症が広がる中、既存の対策だけでは不十分だとされてきました。特に、人が衣服や皮膚にウイルスや菌を付着させて建物内に入ることが問題視されています。そこで、建物の入口に設置できるゲート型除菌システムの開発に着手したのです。

このシステムは、建物に入る際に自動的に利用者を除菌することができるため、手間を省きながらも効果的な感染対策が実現します。文句なしの利便性を追求しつつ、利用者の健康を守る役割を果たすことを目的としています。

連携と技術



このプロジェクトでは、感染対策ソリューションを手掛ける日伸メディカルが中心となり、製品の企画、開発、プロモーションを行います。また、KIMA(地域科学技術実証拠点)を実証拠点として活用し、ICCRCと共にシステムの試験や検証を行います。

ハマネツは、オゾンを利用した環境機器の製造技術をもつ企業であり、共同開発において重要な役割を果たします。将来的には、医療や介護施設だけでなく、商業施設や公共の場などさまざまな用途での利用が見込まれています。

オゾネアUVゲートの機能



「オゾネアUVゲート」は、通過する人に向けてオゾンガスを含むエアシャワーを送り、身体や衣服に付着したウイルスを吹き飛ばします。その後、オゾンガスと紫外線を用いて、ゲート内の空間を抗ウイルス・除菌します。

ウイルスは排気フィルタによって回収され、外部へ拡散されることはありません。特に注目すべきは、紫外線ユニットに採用されるウシオ電機の「Care222®」技術です。この技術は人体に影響を及ぼさない特殊な紫外線を使用しており、安全性が高い点が強みです。

展示予定と今後の展開



この「オゾネアUVゲート」は、2021年11月上旬に神戸医療産業都市内のKIMAのIMPビルに設置される予定です。また、今年10月13日から15日に東京の幕張メッセで開催される第1回感染対策EXPOにて展示されます。

このプロジェクトは、神戸市の新事業展開支援補助制度にも採択されており、開発費用に補助金が充てられ、さらなる開発が進む見込みです。

まとめ



「オゾネアUVゲート」は、感染症対策の新たなスタンダードとなることが期待されています。今後の技術革新が非常に楽しみです。どのように、私たちの生活に影響を与え、健康を守るのか、その実績に注目していきましょう。

会社情報

会社名
株式会社日伸メディカル
住所
兵庫県神戸市中央区港島南町1-6-4
電話番号
078-304-4760

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