小野測器、20年ぶりの作業着リニューアルでSDGsへの貢献を力強く進める

小野測器の作業着が20年ぶりにリニューアル

株式会社小野測器（社長:大越祐史）は、従業員用の作業着を20年ぶりに更新しました。この作業着リニューアルは2025年5月を予定しており、単に見た目の改良だけでなく、環境保護にも配慮がなされています。従来の作業着は廃棄するのではなく、リサイクルを実施。自動車用内装材や軍手として新たに生まれ変わらせる取り組みを行います。

このプロジェクトは、豊通ユニファッション株式会社との協力のもと進められました。2024年6月からは、従業員有志によってリニューアルプロジェクトが始動し、作業着を日常的に着用する従業員の声を基にデザインが決定されました。快適性と安全性を重視した新作業着は、約2600枚の発注が行われ、社員の働きやすさを最大限に考慮しています。

新作業着の特徴とデザイン

新作業着は、グレーを基調とし、コーポレートカラーのブルーをファスナーに施したデザインです。軽量でストレッチ性のある素材が使用されており、動きやすさを追求。また、細身のシルエットに仕上げられ、社員が誇れる一着を目指しています。

豊通ユニファッション株式会社の矢野史高さんは、「社員の声を反映させることを重視した」と語り、快適性やデザイン性の両立を強調しました。このように、リニューアル作業着はただのユニフォームではなく、社員の誇りを象徴するものと位置づけられています。

持続可能な社会を目指して

今回リニューアルされる作業着に伴い、廃棄された旧作業着は、繊維リサイクルを手掛けるナカノ株式会社の協力を得てリサイクルされます。これによって生成される軍手は当社の日常業務で再利用する予定です。ナカノ株式会社の藤田修司氏は、「作業着を新たな形に生まれ変わらせることで持続可能な社会づくりに貢献できる」と述べ、環境意識の高まりとともに重要性が増すリサイクルについて触れました。

結果に期待

小野測器の松本祥氏は、このプロジェクトが社員が少しでも誇りを持って着用できるきっかけとなることを期待しています。「作業着は毎日身につけるものであり、このプロジェクトを通じて会社への愛着が深まることを願っています」と語りました。

この新たな作業着は、ただの職場の制服ではなく、社員が会社の一員としてのアイデンティティを感じられるアイテムとなるでしょう。サステイナブルな発想と、社員の声を反映したデザインは、今後の企業活動においても重要な指針となることが期待されます。環境と働きやすさ、両方を満たす小野測器の新作業着は、未来の働き方を示す一歩となるかもしれません。