ほっとキッチンが鹿児島に新工場を開設
介護や病院施設向けの給食を手掛ける株式会社ほっとキッチンが、2022年6月に鹿児島県日置市に新工場を開設しました。この動きは、南九州を中心としたサービス向上を目指すもので、地域の雇用創出や経済活性化にも寄与すると期待されています。
立地協定の背景
2021年10月4日、ほっとキッチンは鹿児島県日置市と企業立地協定を締結し、地元との連携を強化しました。新工場の稼働により、鹿児島だけでなく熊本県など広範囲なエリアでの配食サービスの提供が可能になります。この新拠点は、様々な食材を活かしたサプライチェーンの確立にも期待されています。
高評価の理由
ほっとキッチンのサービスは、独自の「温めるだけで安心安全な食事を提供できる」配食プログラムに基づいています。利用者にとって、人手不足が深刻な介護業界において、厨房業務を軽減しつつ栄養価の高い食事を提供できる点が高く評価されています。また、厨房コストや水道光熱費の削減が実現できるため、運営の効率化にもつながっています。
九州の味を重視
同社の給食は、九州産の新鮮な食材を多く使用しており、専属の管理栄養士によって作成された栄養バランスのとれた献立が特徴です。地元の味を大切にし、食材の風味を損なわない調理技術を採用しており、地域の皆様に親しまれる味を提供しています。現在、福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島の各県において、750以上の介護施設に食事を提供している実績があります。
鹿児島工場の概要
新工場の所在地は鹿児島県日置市日吉町で、敷地面積は2014㎡、建物面積は335㎡です。1日の最大生産数は5,500食に達し、最新の設備を完備しています。具体的には、スチームコンベクションオーブンやブラストチラー、ガス式回転釜、オートフライヤーなどが導入されており、高品質な給食の提供が可能です。新工場は2022年6月10日から稼働し、その数日前には開所式が行われました。
会社概要
ほっとキッチンは、2011年に設立され、長崎県諫早市に本社を構えています。同社は、地域の特性を生かした給食サービスを展開し、ビジネスの成長とともに地域貢献も目指しています。雇用の創出や地元の食文化の発信に貢献する企業として、今後もますますの発展が期待されます。
詳しい情報は公式サイト(
ほっとキッチン)をご覧ください。