専門医不足の解決
2020-06-29 11:02:07
Mediiが地域医療における専門医不足を解決するための資金調達を実施
Mediiが地域医療における専門医不足問題の解決を目指す
Mediiは、リウマチ内科専門医であり自身も難病患者である代表の山田裕揮によって設立された医療ベンチャーです。医師と患者の両方の視点から、質の高い医療を提供することを目指しています。最近、ANRIなどの投資家から資金調達を実施し、専門医不足問題に取り組むためのサービス展開を加速させています。
専門医偏在問題の解消
Mediiは、専門医の偏在問題を解決するために『E-コンサル』という病院向け専門医シェアリングサービスを展開しています。このサービスは、地方と都市部での専門医不足を解消することを目指しており、リウマチ膠原病内科や感染症内科の専門医たちからの知見を活用し、複数の医療機関へのコンサルティングを行います。これにより、地域医療における専門医の役割を強化し、患者の医療を支援しています。
患者中心のセカンドオピニオンサービス
また、Mediiは患者と専門医をつなぐ『E-オピニオン』を提供しており、難病や希少疾患に悩む患者がオンラインでセカンドオピニオンを受けられる環境を整えています。このサービスは、患者が自分に合った専門医を選択できる安心感を提供し、主治医への紹介状も代行することで、手軽に専門的な医療を受けることができるようになります。
投資家の期待
ANRIの河野氏は、日本の医療界における専門医不足の問題が深刻であり、Mediiの設立と活動に強く共感していると述べています。特にCOVID-19によって医療資源の有限性が浮き彫りになった中、テクノロジーを活用した医療革新が必要とされていることに言及しました。医療システムの変革に挑むMediiの活動には、医療従事者だけでなく、患者に対しても大きな影響をもたらすことが期待されています。
Mediiの未来
Mediiの代表、山田裕揮は、自身が経験した医療現場の課題を解決するためにMediiを立ち上げたと語っています。地方に住んでいた頃、専門医に出会える機会が限られていたため、多くの患者が抱える問題を身を持って感じてきました。彼のビジョンは、どこに住んでいても質の高い医療を受けられる社会を実現することであり、今後も地域医療への専門医シェアリングの普及を進めていく方針を示しています。
具体的な取り組み
現在、江戸川病院でのリウマチ膠原病内科と感染症内科専門医シェアリングが実施されており、専門的な知見を基にホスピタルコンサルティングが行われています。このような取り組みが他の地域へも広がることで、専門医不足の問題の解消に寄与することが期待されています。
また、癌患者向けのセカンドオピニオンサービスも近くMakuakeでリリース予定であり、さらに幅広い医療ニーズに対応していく見込みです。
まとめ
Mediiは専門医不足という深刻な問題に取り組み、医療システムの改善と地域医療の質の向上に向けて積極的に活動しています。今後のサービス展開が期待されており、医療現場と患者の両方にとって大きな助けとなることが望まれています。
会社情報
- 会社名
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株式会社Medii
- 住所
- 東京都新宿区新宿1-24-12 THE GATE 新宿御苑 2F
- 電話番号
-
03-6822-4970