台湾での革新的な医療テクノロジーが一堂に集結
2023年7月29日、台北医学大学(TMU)、比翼(BE Health)、秀傳医療グループ(SCHS)が初めて共催する医療分野のデモデーが開催されました。このイベントは、医療技術の未来を切り拓くスタートアップたちが最新の革新を披露する貴重な機会となりました。
デモデーの内容
デモデーでは、20組のスタートアップが主役となり、AIを活用したソリューションや3Dプリンティング技術、低侵襲手術器具、IoMT(モノのインターネット)を駆使した医療機器など、最新の医療テクノロジーを紹介しました。多彩な展示が行われ、参加者は多くの革新に触れることができました。
特に印象的だったのは、スタンフォードバイオデザインの共同創設者を招いた講演です。彼は、医療技術が我々の生活をどのように変えていくのかについて、視覚的かつ直感的な方法で示し、参加者たちに強いインスピレーションを与えました。
比翼の役割
比翼(BE Health)は、台湾最大のヘルスケアアクセラレータであり、医院に特化したベンチャーキャピタルとして知られています。これまでに100以上のスタートアップの創業計画をサポートし、約1.5億ドルの資金調達を実現してきました。今回のデモデーでも、8つのスタートアップが臨床導入に向けての協議が成功し、90%のチームが医療の専門家とのマッチングの機会を得ました。
日本への展開
さらに、比翼は日本のスタートアップの成長を後押しするため、2023年内に日本にアクセラレータを設立する計画を進めています。この取り組みにより、台湾の医療資源を日本のスタートアップと結びつけ、双方の発展を促進することを目指しています。
未来へ向けた一歩
デモデーの成功は、台湾の医療分野におけるイノベーションの希望の光を示しています。医療技術の進展は、私たちの健康を守るための大きな力となるでしょう。そして、参加したスタートアップたちが、今後どのように前進し、医療の現場で実績を上げていくのか、ますます目が離せません。
来年2024年のPoCプログラムへの参加希望者は、こちらのリンクからエントリーが可能です。参加を希望される方は、是非チェックしてみてください。
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このデモデーがもたらした出会いや可能性が、台湾の医療分野だけでなく、世界中の医療環境に新たな波を起こすきっかけとなることを願ってやみません。