音楽と絵本が出会った、新しい体験
最近、本や音楽の融合が増えてきていますが、今回ご紹介するのは、そんな中でも特にユニークな一冊、『小さな天使を守るのはだれ?』です。これは、ピアノの音楽を聴きながら楽しむことができる「大人の音絵本」として、新たな形で読者にアプローチします。
音と色で心を癒す
この音絵本は、やさしいパステルカラーと心に響くピアノの音色が特徴です。読者はページをめくりながら、QRコードを読み込んでリアルタイムでピアノの演奏を視聴することができ、非日常的な体験を味わうことができます。まるで音のシャワーを浴びているような心地よさを提供し、身体全体でその音楽を感じ取ることができるのです。特に、ビンテージベーゼンドルファーの豊潤な響きが楽しめる点は、音楽ファンにはたまりません。
作者の想いと読者の感想
『小さな天使を守るのはだれ?』は、作・絵を担当したMIOとピアノ演奏を手掛けるYUMIKOによって創作されました。MIOは、保育の現場で25年の経験を活かし、子どもたちや母親に向けたメッセージをしっかりと込めています。これまで舞台公演でも多くのファンを魅了してきた彼女の作品は、読書を通じて自身の生い立ちを反映することにもつながっていきます。
実際に公演に足を運んだ方々の感想もその魅力を物語っています。「ピアノの生演奏が心に響き、思い出が蘇る」と感じた方がいたり、「朗読の波動に癒された」との声も寄せられています。これらのフィードバックは、彼女たちの作品が多くの人々に感動を与え、共感を呼んでいる証だと言えるでしょう。
あらすじとターゲット
本作のあらすじは、誕生して間もない小さな天使が、どのように成長していくのかを描いています。この物語は、子どもから大人まで、誰にでも共感できる内容となっており、家族間でのSOSを受け止め、救う手助けを考えるきっかけを提供します。読者は、実際の「いのち」をどのように考え、守っていくのかを振り返ることができるのです。
デザインへのこだわり
表紙デザインや本文レイアウトにも強いこだわりが見られます。シリアスなテーマを扱いながらも、優しさあふれる作りとなっており、遊び心満載のデザインに仕上げられています。特に帯の内側にはしずくちゃんというキャラクターが登場し、読者に視覚的な楽しさを提供しています。
著者たちの経歴
MIOは、書道セラピストとして全国を回り、独自のアート書道を確立したアーティストです。彼女の特色あるアートと音楽の融合は、見る人に新しい感動を与えます。一方、YUMIKOは、音楽大学を卒業後、さまざまなイベントでの演奏を行い、音楽とアートのコラボにも積極的に取り組んでいます。
書籍の情報
この音絵本は、2024年10月3日に発売予定で、B5判のサイズで全26ページ、価格は1,500円(税別)です。公式サイトやAmazonを通じても購入が可能です。出版元のパレードは、質の高いデザインと印刷で、多くのクリエイターを支援しています。
結論
『小さな天使を守るのはだれ?』は、心に深く響く音と色、そしてストーリーを通じて、多くの人々に贈り物のような体験を提供する一冊です。大人も子どもも楽しめる、この音絵本を手に取って、心の琴線に触れてみてはいかがでしょうか?