新たな治療法の選択肢
株式会社LIFESCAPESが提供する新しいリハビリテーション医療機器「LIFESCAPES 医療用BMI(手指タイプ)」が、発売開始からたったの2か月で累計受注数が20台を超え、全国各地に普及していると報じられています。この医療機器は、脳卒中などの影響で手指の運動機能が低下した患者のために開発されており、今後のさらなる期待が集まっています。
本機器の特徴
「LIFESCAPES 医療用BMI(手指タイプ)」は、脳と機器のインターフェース技術であるブレイン・マシン・インターフェース(BMI)を活用し、麻痺患者の手指の機能訓練を助けることを目的としています。具体的には、頭皮から生体信号を検出し、意図した信号が確認された時に麻痺部に装着されているロボットを動かすことで、運動機能の回復を促します。最終的には、患者が本機器を外した状態でも意志によって麻痺した手を動かせるようになることを目指しています。
医療機器認証の取得
この医療機器は2024年3月に医療機器認証を取得し、6月からは運動量増加機器加算として保険適用も開始されました。これにより、多くの患者さんがこの新しい治療法を必要とする機会が増え、更なる普及が見込まれます。現在、北海道から鹿児島まで幅広い地域に導入が進んでいる状況です。
LIFESCAPESの理念
株式会社LIFESCAPESは、慶應義塾大学発の研究成果を活用し、脳の「可塑性」を引き出すことで、麻痺に対する治療の新たな道を開くことを目指しています。設立は2018年で、以来リハビリテーション機器の開発・製造・販売に注力しています。代表取締役である牛場潤一氏のもと、同社は医療の未来に向けて進化を続けています。
まとめ
「LIFESCAPES 医療用BMI(手指タイプ)」は、リハビリテーションの現場に新しい風を吹き込む製品として期待されています。麻痺からの回復を試みる患者にとって、この機器は希望の光となることでしょう。今後の展開に目が離せません。
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株式会社LIFESCAPESの活動から目が離せません。これからもその成果に注目していきたいと思います。