市川市クリーンセンター
2025-08-05 10:21:33

市川市新クリーンセンター設計・運営事業の受注について

市川市新クリーンセンター設計・運営事業の受注



2023年6月19日、株式会社タクマを中心とする企業グループが千葉県市川市からごみ処理施設のDBO事業を受注しました。これは、焼却施設と不燃・粗大ごみ処理施設の新設を含む大規模なプロジェクトで、2025年から2030年の間に設計・建設を行い、2031年から20年間にわたって運営される予定です。

本事業の最大の特徴は、国内最高レベルの発電効率を誇るごみ発電システムの導入です。この技術を用いることで、ごみを燃焼させる際に得られるエネルギーを非常に効率的に利用できるようになります。また、新しい施設はカーボンニュートラルを推進する象徴的な存在となるべく、視覚的にクリーンエネルギーの重要性を伝えるデザインが採用されます。

現在、市川市の旧クリーンセンターは30年以上運営されてきたため、老朽化が進んでいます。そのため、次期クリーンセンターの整備が急務となっており、タクマが受注したプロジェクトには大きな期待が寄せられています。

新しいクリーンセンターでは、高温高圧のボイラを使用することで、発電効率を高めます。さらに、高性能ストーカ炉を用いた焼却施設やAIを活用した燃焼制御システムが導入され、安定した運営が可能となります。これにより、長期間にわたる安定した稼働を実現することが目指されています。

施設の外観デザインにも注目です。ごみ発電の主要機器であるボイラが外から見える形状とし、また、太陽光発電パネルを壁面に設置することで、再生可能なエネルギーの重要性を視覚的に表現します。これにより市川市におけるカーボンニュートラル推進のランドマークとしての役割を果たすことが期待されています。

タクマは今回のプロジェクトを通じて、国内で最も多くの実績を誇るごみ処理プラント事業において、最先端の環境技術を駆使し、環境負荷の少ない施設の設計と建設を行っていきます。これにより、安全性や安定性に優れた運営を推進し、循環型社会の形成に貢献することが期待されています。

このプロジェクトには660.8億円(税別)という巨額の契約金が設定されています。事業名は「市川市次期クリーンセンター整備・運営事業」と名付けられ、施工期間は2025年6月から2030年12月までの約5年7か月、運営は2031年1月から2050年12月までの20年間となっています。市川市の未来に向けた持続可能な取り組みが、今後どのように展開されるのかが非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社タクマ
住所
兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番33号
電話番号
06-6483-2609

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