「Public of The Year 2024」の受賞
特定非営利活動法人ウィーログの代表理事、
織田友理子氏が、2024年の「Public of The Year」における「学術・文化部門」の受賞者に選ばれた。このアワードは、社会に影響を与えた人物をたたえるもので、今年初めての開催となる。
「Public of The Year」とは
このアワードは、株式会社PR TIMESによって設立され、毎年その年を象徴する人物の行動を振り返り、讃えることを目的にしている。社会を動かす力が個々の行動にあることを多くの人に実感してもらうための取り組みであり、今年の施策がどのように社会に貢献したかを示す機会を提供している。
織田友理子のプロフィール
織田氏は2002年、進行性の筋疾患「遠位型(GNE)ミオパチー」と診断された。その後、2008年から患者会活動を始め、2024年には新薬の承認を促進する運動にも関わる。彼女は2017年に、ユーザー投稿型バリアフリーマップ「WheeLog!」をリリースし、「車いすでもあきらめない世界をつくる」という使命のもと、活動を行っている。
社会に与える影響
「WheeLog!」は、日本最大級のバリアフリーマップアプリであり、既に10万ダウンロードを突破している。このアプリは、障害者や高齢者が日常生活を送る上で直面する困難を解消するための情報を提供し、状況を改善するための貴重なツールとなっている。さらに、バリアフリー推進に向けた調査研究や研修教育、啓発活動も行い、誰もが希望を持って社会に参加できる環境作りを目指している。
受賞に向けた期待
織田氏は、これまでにも多くの賞を受賞しており、国や自治体の福祉関連の検討会にも長年関わってきた。彼女の視点は、元健常者としての経験と難病患者・車いす当事者としての視点から形成されており、福祉先進国の実現に向けた重要な役割を果たしている。今回の受賞は、これからの福祉政策やバリアフリー推進の強化に向けた期待が寄せられる。
未来へのビジョン
特定非営利活動法人ウィーログは、今後も『車いすでもあきらめない世界』を実現するために、取り組みを加速させる予定である。彼女の活動は、社会が直面する困難に真剣に向き合い、解決策を見出していくことに寄与するだろう。
公式サイトの紹介
織田友理子氏の活動やウィーログの取り組みについては、
こちらの特設サイトや、
WheeLog!の公式サイトを訪れることで、詳細を確認することができる。彼女の受賞を機に、さらなるバリアフリーの社会実現に向けた活動に注目が集まっている。