高齢者見守りの強化を目指すLASHIC linkの提供開始
インフィック株式会社が開発した「LASHIC link」は、高齢者見守りと身元保証に特化した新しいサービスとして登場しました。超高齢社会が進む中で、特に一人暮らしの高齢者の増加が問題視されています。近年の調査によると、孤独感を抱く高齢者が多く、体調の急変や日常生活の不安定さが懸念されています。こうした背景を受けて、LASHIC linkは高齢者が安心して生活できる環境作りを支援すべく、安否確認サービスを提供することにしました。
LASHIC linkの背景と目的
超高齢社会では、2025年には一人暮らしの高齢者が800万人を超えると予測されています。特に、身寄りのない高齢者が増え、医療や介護が必要な際の「身元保証」に対する需要が高まっています。しかし、身元保証を行う事業者の中にはその後の「見守り体制」が不十分である場合もあり、さらなる対応の必要性が浮き彫りです。そこでLASHIC linkは、LINEを利用した安否確認によって、他の事業者にとっての業務負担を軽減するとともに、高齢者とのつながりを強化しようとしているのです。
安心・効率的な見守り体制
LASHIC linkはLINEアプリを活用したサービスとして、安否確認の自動化や可視化を実現。ユーザーがLINEの定期確認メッセージに反応しなかった際には、担当者に自動で通知が届く仕組みになっており、異変があった場合にも迅速に対応が可能です。これにより、事業者は高齢者の見守り業務を大幅に効率化したり、オンラインでの定期連絡全般における負担を軽減することができます。
さらに、LASHIC linkはエンリッチとの協力により、簡単に使えるUI/UXを実現。特別なアプリのインストールが不要で、手軽に導入できる点でも多くの注意を引いています。そして、サービスにはエビデンスとしてのログ管理機能も備わっており、必要な際には契約者の家族や行政機関への報告が容易に行えるようになっています。
高齢者との円滑なコミュニケーション
LASHIC linkは「見守り業務」に特化したシステムで、対象者が必要とする際を想定し、適切な距離感でサポートすることを重視しています。特に高齢者やITに不慣れな方でも簡単に利用でき、普段の生活の中で無理なく安否確認が行える環境の整備が進められています。これにより、身元保証事業者は安心してサービスを提供できるようになります。
高評価の実績
LASHIC linkはすでに社会福祉法人まごころによる実証導入が行われており、その結果として高齢者からは「不安が軽減した」「導入が簡単で安心できる」といった声が多数寄せられ、大きな評価を受けています。また、事業者側でも業務負担の増加なしに高い品質の見守りや安否確認ができる時代が到来しました。
このように、LASHIC linkは単なる身元保証の枠を超え、高齢者の日常生活における安心感を提供する新たな試みです。今後も多くの事業者と連携し、更なるサービスの拡充を目指すことでしょう。
終わりに
高齢化が進みつつある現代において、身元保証は「契約業務」のみでなく、利用者との日常的な見守りとリレーションシップの構築が求められています。LASHIC linkを通じて、新たな価値を提供し、より多くの高齢者が安心して暮らせる社会を実現していくことが期待されています。