最先端の海洋観測システムで海の未来を守る
株式会社ブルーオーシャン研究所は、従来の海洋調査にかかる高コストと技術停滞という問題を解決するための新たな試みを始めました。海の「見える化」を実現するために、新しいプロジェクトが動き出しています。本記事では、その内容と目的について詳しくご紹介します。
プロジェクトの背景と目的
海は資源と情報の宝庫ですが、その調査技術は依然としてコストが高く、調査が不十分であるのが現状です。この厳しい状況を打破するため、ブルーオーシャン研究所は、高性能GPS(GNSS)受信機を備えた小型の海洋観測ブイを開発しました。このブイを使用することで、従来よりも多くの観測点から波高データを効果的に収集することが可能になりました。
さらに、今年5月には、より高精度の情報取得を目指して、進化版のロボット「エディグライダー」の開発と、養殖の効率化を図る「養殖ロボット」の開発に向けた株式投資型クラウドファンディングを実施します。このクラウドファンディングの募集期間は2020年5月13日から5月15日までで、最大募集額は3,000万円となっています。
ブルーオーシャン研究所の強み
同社の最大の強みは、政府が運営する衛星システム「みちびき」のGPS信号を効果的に活用できる点です。その結果、限られた予算の中でも安定した性能を発揮する、耐久性の高い漂流ブイを開発しました。このブイは、荒波に揉まれても壊れることなく2〜3年機能する設計になっており、更に太陽光パネルを組み込むことで自給自足が可能な点も特長です。
特許も取得済みで(特開2019-198713)、この技術は今後の海洋観測に革命をもたらすと期待されています。
進化する海洋観測と波高データの重要性
「みちびき海象ブイ」は、海洋データの安定した収集を実現し、企業の成長に貢献します。その中で、新たに開発するロボットたちも今後の事業に寄与し、長期にわたる海洋調査技術の進展へとつながるでしょう。現代の海洋観測は、単なるデータ収集に止まらず、環境保護や資源管理といった重要な役割を果たすべく進化しています。
企業の未来と目指すビジョン
株式会社ブルーオーシャン研究所は、海洋調査を通じて、海の未来を守ることを目指しています。海洋データを活用した事業展開や、高精度なシミュレーションによって、持続可能な海洋環境の構築に寄与することを目指します。
今後ますます重要となる海洋観測技術。ブルーオーシャン研究所の取り組みは、その革新性により、ますます注目を集めることでしょう。持続可能な未来を築くために、ぜひその一翼を担うクラウドファンディングにご参加ください。
会社概要
- - 会社名:株式会社ブルーオーシャン研究所
- - 所在地:埼玉県川越市新宿町1丁目17-17
- - 代表:伊藤 喜代志
- - 設立:2017年5月
- - 事業内容:海洋計測センサーの販売・プロジェクトの立案及びコンサルティング業務
- - URL:ブルーオーシャン研究所公式サイト