伝統と革新が交差する『京都アンプリチュード』ショールームオープン
12月9日(金)、日本の伝統や革新を融合させた新しいショールーム『京都アンプリチュード』が京都市中京区にオープンしました。これは、地域の魅力や資源を世界に届けることを目指す地域商社、京都アンプリチュード株式会社の新たな挑戦です。
京都アンプリチュードとは
京都アンプリチュードは、2022年に京都中央信用金庫の全額出資により設立されました。その名は、京都が培ってきたさまざまな文化や資源の豊かさを「増幅」させたいとの願いを込めています。この会社は、地域に根差した資源を活用し、伝統的かつ革新的な技術を用いた商品の開発を行い、世界へ発信していくソーシャルビジネスを展開しています。
コレクション『WAZAI』
オープンしたショールームには、日本の伝統を基にした素材や技術のコレクション「WAZAI」が展示されており、建築やインテリアに適したサンプルが揃っています。これらの素材は、ホテルや商業施設、住宅など、さまざまな空間で利用できるように提案されています。
製品は建築・デザイン事務所との協力のもと、具体的なイメージを伺いながら企画・製造しています。また、プロダクトや工芸品の展示販売も行われ、一般の方々も直接商品を手に取ることができる機会を提供します。
ショールームへのアクセス
- - 1F: ShowroomGALLERY では、幅4mの西陣織の緞帳や竹のアートワークを展示し、日本の素材や技術の魅力が感じられます。
- - 2F: MATERIAL Library では、現代のインテリアプロダクトに使えるマテリアルが多数取り揃えられており、壁紙やタイル、テキスタイルなどが存在します。
ブランドアドバイザーとパートナーシップ
その全体ブランディングを監修するのは、元エルメス本社副社長の齋藤峰明氏です。彼は、エルメスでの経験を活かし、京都アンプリチュードの魅力を引き出す手助けをしています。また、伝統工芸の京和傘製造元である株式会社日吉屋と提携し、革新を続けるデザインインテリア商品を世界に向けて発信していく計画です。
日本の伝統技術を現代に
伝統的な日本の素材は、近代の生活様式の変化で数多くが失われつつあります。京都アンプリチュードは、これらの貴重な資源に現代的な機能やデザインを加え、再び注目されるよう取り組んでいます。自然がもたらす美しい素材をいかにして現代のライフスタイルに合うように再デザインするかが、彼らの目指す成果となります。
ショールーム情報
オープン日は2022年12月9日(金)で、営業時間は平日の10:00から17:00、土日祝は休業です。京都市営地下鉄「二条城前駅」から徒歩2分の好立地に位置しています。
伝統と革新を融合させた『京都アンプリチュード』のショールームは、地域の素材や技術、デザインの可能性を広げていくための新たな拠点となることでしょう。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。