3Dビューアに衛星データ活用
2024-07-04 12:00:09

ブラウンリバースとスペースシフトが連携し、3Dビューアに衛星データ活用へ!プラントの安全性を高める新時代

3Dビューア「INTEGNANCE VR」に衛星データ活用、プラントの安全管理が進化!



日揮ホールディングス傘下のブラウンリバース株式会社と株式会社スペースシフトは、3Dビューア「INTEGNANCE VR」への衛星データ活用に向けた共同検討を開始しました。

この取り組みは、プラントや施設の安全性を高める画期的な試みです。従来、地盤沈下などの影響を把握するためには、地上での測量が必要で、時間とコストがかかっていました。しかし、スペースシフトが持つ合成開口レーダー(SAR)衛星データ解析技術を活用することで、人工衛星から得られるデータに基づき、ミリ単位での地盤変位量解析が可能になります。

衛星データと3Dモデルの融合で、より安全なプラントを実現



ブラウンリバースが提供する「INTEGNANCE VR」は、既設プラントを仮想空間上に再現する3Dビューアです。このビューアにスペースシフトの地盤変位量解析サービスを連携させることで、衛星データから得られた地盤沈降・隆起情報を3Dモデル上に表示することが可能になります。

これにより、プラントの構造物の歪みを従来の数週間からわずか数日で確認できるようになり、災害発生時のリスクを早期に把握できるだけでなく、メンテナンスが必要な箇所を直感的に理解することが可能となります。

災害対策にも貢献!



さらに、地表面の変動履歴を「INTEGNANCE VR」上に蓄積することで、地盤沈下による影響範囲をシミュレーションすることも可能になります。これにより、予測に基づいた想定災害シナリオの作成や防災訓練などに活用できる可能性も期待されています。

早期サービス提供を目指して開発を加速



今回の共同検討は、両社の技術を融合し、プラントの安全管理を革新的に進化させる取り組みです。ブラウンリバースは、顧客ニーズを踏まえながら、早期に「INTEGNANCE VR」に衛星データ活用機能を追加し、より安全で効率的なプラント管理を実現するサービスを提供していく予定です。

ブラウンリバース株式会社の概要



ブラウンリバース株式会社は、日揮グループの一員として、デジタルツイン技術を用いた既存設備保全の高度化を支援する「INTEGNANCE VR」を提供しています。

設立: 2022年5月
代表者: 代表取締役 CEO 金丸剛久
所在地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい8F
会社ホームページ: https://www.brownreverse.com/

株式会社スペースシフトの概要



株式会社スペースシフトは、「Sense the Unseen from Orbit (地球上のあらゆる変化を認識可能に)」をテーマに、地球観測衛星から得られたデータをAIを用いて解析することで、様々な分野に衛星データを活用しています。

設立: 2009年12月
代表者: 代表取締役 CEO 金本成生
所在地: 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 大手町ビル6階 Inspired.Lab
会社ホームページ: https://www.spcsft.com/

共同検討による今後の期待



ブラウンリバースとスペースシフトの連携は、プラントの安全管理だけでなく、災害対策や環境保全など、様々な分野に貢献する可能性を秘めています。今後、両社の技術がどのように融合し、社会に貢献していくのか注目されます。


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