最近、企業のデジタル変革(DX)が盛んに進められていますが、IT運用業務の自動化に関する関心も高まっています。この背景には、効率化やコスト削減、競争力強化といった目的が存在します。実際、IT調査会社ITRによる2022年の調査によると、多くの企業がDXで重視するテーマに「業務の自動化」を選んでおり、これはIT運用部門にとっても重要な課題です。
しかしながら、現実は想像とは違う現況です。日立システムズエンジニアリングサービスが2023年12月に実施した調査では、約4割の企業がITシステム運用のDX化に興味はあるものの、実際には取り組めていないという結果が浮かび上がりました。特に「ITに関わる人財の不足」や「DXを推進する人財がいない」といった問題が指摘されています。これにより、企業は生産性向上を望みながらも、実行できないというジレンマに陥っています。
さらに、運用業務に関する3大課題として「要員の問題」「運用負荷の増大」「品質の低下」が挙げられています。特に属人的な運用が依然として広がっており、これは多くのリスクをはらむ要因です。例えば、手順書に基づいた手作業では誤りが生じやすく、いわゆる「属人化」はIT部門のDX化を阻む大きな壁となっています。
このような観点から、日立システムズエンジニアリングサービスでは、IT運用業務がうまく機能していないと感じる企業向けに特化したウェビナーを開催します。このウェビナーでは、独自の調査結果やインタビューを基に、IT運用業務の実態を詳しく解説し、主要な課題を明らかにする予定です。
また、2024年8月に新たに提供を開始する「OX1(Operations Transformation Service)」というIT運用のアウトソーシングサービスも紹介します。このサービスは、700社以上のIT運用実績と50年の業務経験を基にしており、運用のプレアセスメントから設計、実行まで総合的にサポートします。これにより、デジタル化された運用により業務負担を大幅に軽減することが可能になります。
このウェビナーは、DXによる業務の自動化や運用業務の改善を目指す企業の担当者には非常に有意義な機会です。興味のある方は、ぜひ参加を検討ください。詳細や参加申し込みは下記のリンクからご覧いただけます。
主催:株式会社日立システムズエンジニアリングサービス
協力:株式会社オープンソース活用研究所、マジセミ株式会社
今後もマジセミでは、参加者の役に立つウェビナーを継続的に開催していく予定です。過去のセミナー資料や他の募集中のセミナー情報は、公式サイトで確認できます。