PerkUPとDID-GLOBALが協業、外国人向け住まいと働く場を提供

PerkUPとDID-GLOBALの業務連携

PerkUP株式会社が提供する「TeamPlace」が、DID-GLOBAL株式会社が運営する「Apartment Japan」と業務提携することとなりました。この連携により、日常生活が日本語に不慣れな外国人住居者向けに、「住まい」と「コワーキングスペース」を統一した新たなサービスの展開が期待されています。

連携の背景

両社の提携は、増加する外国人居住者のニーズに応える形で実現しました。特に、1ヶ月以上日本に滞在する外国人を主な対象として、新しい滞在スタイルを提案することで、彼らの生活と仕事の質を向上させる狙いがあります。

PerkUPは「旅が未来を豊かにする世界」というビジョンのもと、法人向けの合宿や研修といった新しい場を提供しています。2025年にはさらに法人向けサービスを拡充する計画で、4つの法人を吸収合併しました。このような背景から、外国人が快適に滞在出来る環境を整えることが急務とされています。

また、観光庁によれば、観光ビザの期間を超えて日本に長期滞在する外国人の増加は、消費額の向上やビジネスマッチングの機会創出に寄与しています。そのため、日本を訪れるデジタルノマドやリモートワーカーの誘致は、地域活性化の重要な手段とされています。

TeamPlaceの取り組み

「TeamPlace」は、日本全国の750以上のコワーキングスペースと提携し、ユーザーに柔軟な働き方を提供してきました。福岡市や長崎県とも協力し、デジタルノマド事業を推進しています。実際、福岡市では「福岡市ノマドコネクトパス」を提供し、リモートワーカーのワーケーションを支援しています。

Apartment Japanについて

DID-GLOBALの「Apartment Japan」は、外国人居住者向けに家具付きマンションや長期滞在物件の検索サービスを展開しています。このようなサービスは、日本国内では十分に提供されていないため、両社の連携は非常に重要とされています。日本に住む外国人が自分の暮らしやすい場所を見つけるのは、時間と労力がかかるため、彼らにとって価値のある選択肢になると言えるでしょう。

新しい滞在スタイルの提案

両社の取り組みでは、「Japan coworking space pass」を通じて提携コワーキングスペースの利用が可能となります。具体的には、「Apartment Japan」での住居契約をした外国人は「TeamPlace Digital Nomad Pass」を受け取ることで、日本全国の英語対応のコワーキングスペースを自由に利用できます。また、コワーキングスペースが提供するイベントやコミュニティの利用も可能です。

提供内容と利用方法

- 対象: 「Apartment Japan」を通じて1ヶ月以上の住居を契約した外国人
- 提供内容: TeamPlaceが発行する「Japan coworking space pass」を用いた全国の提携コワーキングスペース利用
- 利用方法: まず「Apartment Japan」で物件を契約し、その後指定のサイトから「TeamPlace Digital Nomad Pass」へアクセスして登録します。