能登の復興を伝える写真展『写真展 能登』
公益社団法人石川県観光連盟が企画した写真展『写真展 能登』は、2025年の9月12日から東京と大阪の2会場で開催されます。このイベントは、能登半島地震の復興の歩みを共にすることを目的としたもので、地域の伝統文化や生業の再生にも焦点を当てます。
開催概要
最初の会場は、大阪の万博記念公園内のEXPO'70パビリオンで、9月12日から28日まで開催されます。その後、東京ミッドタウン八重洲で10月15日から11月5日まで行われる予定です。入場は大阪は無料ですが、大阪の万博記念公園への入園料が別途必要ですが、東京は完全無料で入場できます。
様々な写真家が描く能登の風景
この写真展では、プロデューサーの立川直樹氏をはじめとして、数々の著名な写真家が参加します。世界的に知られる写真家・宮澤正明氏、希望の光を捉えるハービー・山口氏、そして能登に根ざした活動を行う吉岡栄一氏、松田咲香氏の4名が写真を展開します。彼らの目を通して、能登の雄大な風景や人々の生活がどのように表現されるのか、期待が高まります。
記憶と未来をつなぐ
この展覧会の狙いは、災害による記憶を風化させずに、来場者に能登の人々への関心を持ってもらうことです。展示内容には、発災後の地域の様子や復興への努力、伝統文化や祭りの様子が含まれており、それらは能登の誇りを表す大切な遺産です。来場者には、日常を取り戻すための力強い姿を感じ取ってほしいと思っています。
プロデューサー立川直樹の思い
立川直樹氏は、復興への願いを込めて「復興へ向けて」というサブタイトルを付けたこの写真展が、好評を得たことで再開催に至ったと話しています。特に能登半島の夏祭りに焦点を当て、地域の人々の思いを記録することが大切だと強調しています。彼は、祭りの様子を撮った写真がもたらすメッセージを伝えることで、地域の強さを感じてほしいと語っています。
参加する写真家たち
1.
ハービー・山口:東京都出身で、日本の写真界で活躍。特に生きる希望をテーマにした写真が特徴的で、多くの受賞歴を持つ。
2.
松田咲香:珠洲市出身の写真家で、地域の生活や祭りをテーマに撮影。地元の情報誌でも活動している。
3.
宮澤正明:日本大学卒で、石川県の自然美に魅了される写真家。その独自の視点で能登の魅力をとらえ続けている。
4.
吉岡栄一:能登半島を拠点に活動する若手写真家で、国内外の写真コンペティションでも名を馳せている。
これからも能登の美しさが未来に引き継がれることを願い、ぜひ多くの方々に足を運んでいただきたいです。