側島製罐と七宝焼
2024-09-03 11:59:24

伝統と現代が融合する!側島製罐と七宝焼の新しい試み

伝統と現代が融合する!側島製罐と七宝焼の新しい試み



愛知県海部郡大治町に本社を置く側島製罐株式会社は、創業118年の老舗メーカーとして知られています。最近、地元の伝統工芸である七宝焼との新たなコラボレーションを発表しました。この試みは、地域の活性化を目指すもので、あま市アートヴィレッジで行われるワークショップを通じて実現します。

コラボレーションの背景



このプロジェクトのスタート地点は、缶の新しい価値を探求したいという思いです。七宝焼は金属の表面にガラスの釉薬を施し焼き上げる技法で、その美しさと独自性は多くの人々に評価されています。しかし、当初は缶がスチール製であるため、直接この技法を適用することが難しいとされました。焼成時に焦げてしまうリスクがあったからです。

この課題を乗り越えるため、側島製罐は独自のアプローチを考案しました。それは、缶面にくぼみを作り、そこに七宝焼を施した銅板をはめ込む手法です。この新たなデザインにより、缶と七宝焼の美しい融合が実現したのです。

七宝焼アートヴィレッジからの意見



七宝焼アートヴィレッジのワークショップを主催する野口氏は、「今までのワークショップで取り扱っていたアクセサリー制作と異なり、容器を作るワークショップができることで新たな顧客層にもアピールできます」と語っています。このコラボレーションは、七宝焼の新たな可能性を広げるもので、地元工芸の魅力を再発信する良い機会になります。

今後の展望と希望



側島製罐では、この七宝焼缶のワークショップを2024年8月27日から始める予定です。職人の減少が進む中で、地元産業の未来を切り拓くための挑戦として、多くの方に楽しんでいただけることを願っています。

プロジェクトの発起人である伊東氏は、「地域に根ざした企業として、七宝焼を盛り上げたいという思いからこの企画が生まれました。個々の参加者がオリジナルデザインの七宝焼缶を作成し、思い出や大切なものを入れる特別な容器として活用してもらえれば」と期待を寄せています。

会社情報



  • - 側島製罐株式会社
所在地: 愛知県海部郡大治町西条字附田89
代表者: 代表取締役 石川貴也
事業内容: 一般缶の製造・販売・プレス加工
資本金: 4,900万円
創業: 1906年4月
法人設立: 1942年7月28日
企業理念: 「世界にcanを」「宝物を託される人になろう」
公式サイト

  • - あま市七宝焼アートヴィレッジ
所在地: 〒497-0002 愛知県あま市七宝町遠島十三割2000
運営: あま市
公式サイト

この新しい試みは、伝統工芸と現代技術のコラボレーションがもたらす未来を暗示しています。地域の宝物を次世代に受け継ぐための一歩を、皆様も一緒に見守っていきましょう。


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会社情報

会社名
側島製罐株式会社
住所
愛知県名古屋市中村区名駅南2-13-18
電話番号
052-442-5111

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