日本舞踊の魅力を新たに体感する『琉球英雄傳』
2024年11月、東京・浅草公会堂にて、特別な舞台が待っています。株式会社代地が主催する「日本舞踊の可能性vol.6『琉球英雄傳』」が、11月22日(金)から23日(土・祝)にかけて上演されます。本公演は、日本舞踊と琉球舞踊が融合し、躍動的な琉球歴史を描く壮大なドラマとなることが期待されており、チケットは8月21日(水)から販売される予定です。詳細は
カンフェティをご覧ください。
魅力的なコラボレーション
本公演の特徴は、全出演者が「重要無形文化財 日本舞踊」の総合指定保持者であり、紫綬褒章も受賞した著名な舞踊家である点です。藤間蘭黄を中心とした五耀會のメンバー(西川扇藏、花柳寿楽など)と、琉球舞踊の名手である志田房子(人間国宝)、志田真木(2022年芸術選奨文部科学大臣賞受賞)が共演します。この舞台では、日本の伝統的な舞踊技術に新たな解釈を加え、大胆な演出が期待されます。
『琉球英雄傳』の物語
本作では、15世紀の琉球王国を舞台に、未だ歴史に埋もれた数々の英雄たちの物語が展開されます。首里の琉球王・尚泰久の元に集う豪族たちの緊迫した状況が描かれ、特に若き按司・阿麻和利とその周囲の人々が織りなすドラマが中心となります。王の娘・百十踏揚が阿麻和利に嫁ぐ背景には一つの陰謀が潜んでおり、そこから展開される緊張感溢れるストーリーは日本舞踊と琉球舞踊の宮廷の中で相互作用しながら進行します。
日本舞踊の可能性
この公演は、「日本舞踊の可能性」と名付けられたシリーズの一環で、2018年から始まったプロジェクトでもあります。過去の公演では、多様なジャンルとのコラボレーションを通じて、日本舞踊の新たな表現方法が模索されてきました。
藤間蘭黄はこの公演の芸術監督を務め、彼の独自の視点を取り入れた振付や演出が期待されています。日本舞踊の伝統を尊重しながらも、現代の観客に訴える形式を追求し続けている藤間の姿勢には多くの支持が集まっています。
公演の詳細
公演の具体的な内容としては、下記の通りです。
- - 出演者: 藤間蘭黄、西川扇藏、花柳寿楽、花柳基、山村友五郎、志田真木、志田房子
- - スタッフ: 作・演出・振付: 藤間蘭黄、作曲: 杵屋勝四郎 など
- - 会場: 浅草公会堂(東京都台東区浅草1-38-6)
- - チケット料金: S席10,000円、A席8,000円、B席5,000円、C席2,000円、特典付きパトロネージュシート30,000円など
最後に、本公演は2024年11月22日(金)の19:00と23日(土・祝)の15:00に開演予定です。日本の伝統文化と新しい表現が融合するこの舞台は、すべての観客にとって見逃せないイベントとなるでしょう。