VOLVEが越境キャリア転職支援に新機能を追加
越境キャリア転職支援のプラットフォームを提供するVOLVEが、民間企業から官公庁へと移る転職をサポートするための新機能を導入しました。新たにリリースされたのは「年収シミュレーター」と「ヒント付き検索機能」の2つです。この取り組みは、転職者の不安を軽減し、スムーズなキャリアチェンジを実現することを目的としています。
年収シミュレーターの魅力
新機能の1つ目、年収シミュレーターは、ユーザーが希望する職種や年齢、扶養家族の情報を入力することで、官公庁での想定年収を提示するものです。これまで公務員の給与制度は複雑で、転職者にとってその実態を把握することが難しいものでした。
特に官公庁の採用試験においては、内定後に具体的な給与が示されないことも多かったため、転職先の年収に対する不安があります。VOLVEは、この問題を解消するために、国家公務員の給与体系に詳しい専門家たちからの情報を集め、官庁の給与を可視化する仕組みを作り上げました。このシミュレーターにより、ユーザーは自分のキャリアステージにおける収入の見通しを立てやすくなります。
ヒント付き検索機能で求人情報をさらに見やすく
2つ目の新機能であるヒント付き検索機能は、官公庁の求人情報を一般の人たちにとっても理解しやすくするためのものです。官庁独自の用語、いわゆる「霞ヶ関用語」は一般的には理解しづらく、必要な情報を正しく把握することが難しいです。この検索機能では、難解な用語が一般的な表現に言い換えられており、ユーザーは分かりやすく検索を行うことができます。
さらに、検索した条件を保存できる機能も搭載されているため、日々更新される官公庁の求人情報を効率よく追いかけることが可能です。
官から民への橋渡しを進めるVOLVE
VOLVEは2022年11月より、官公庁人材を民間企業に紹介するサービスも開始し、すでに契約企業数は20社を超えています。コンサルティングファームや大手企業、ベンチャー企業などが官公庁出身の人材に期待を寄せているのです。
例えば、株式会社JDSCのCEO、加藤聡志氏は、官公庁に培ったスキルと社会的視点に触れつつ、VOLVEのサービスに大きな期待を寄せています。
VOLVEは、民間企業向けにも官公庁人材の持つ能力を最大限に引き出せる環境を整えています。これにより、民間企業が求める人材と官公庁のスキルを持った人材が結びつき、双方にとって価値を生み出すことが期待されています。
結論として
「VOLVE」は単なる転職支援にとどまらず、官と民をつなぐ越境キャリアの旅路を全面的にサポートします。私たちは、リボルビング・ドアの実現を通じて、日本社会をよりしなやかで力強いものに変革していこうとしています。
会社情報
VOLVE株式会社は、東京都千代田区霞が関に所在し、2022年に設立されました。代表は吉井弘和氏で、これからますます越境キャリア支援に力を注いでいくことでしょう。詳細は公式サイトで確認できます:
VOLVE