トリナ・ソーラー、新型i-TOPCon Ultraセルを搭載
近年、太陽光エネルギーの需要が急速に拡大する中、トリナ・ソーラーが新たに発表した製品が注目を集めています。次世代の太陽光発電システムとして期待されるのが、N型i-TOPCon Ultraセルを搭載した「Vertex S+ NEG9R.28(Ultra)」と「Vertex N NEG19RC.20(Ultra)」です。これらの新製品は、2025年2月19日から21日まで東京ビッグサイトで開催されるPV EXPO 2025において発表される予定です。
次世代N型i-TOPCon Ultraセルの特長
i-TOPCon Ultraセルは、太陽光パネルの発電効率を大幅に向上させる次世代技術です。この技術では、従来のトンネル酸化パッシベーション膜に加え、セル全体を薄膜絶縁層で覆うことで、エネルギー損失を削減し、効率的な電気エネルギーへの変換を実現しています。この新しい製品に搭載されたセルは、従来のi-TOPConセルよりもさらに高い変換効率と出力を誇ります。これにより、太陽光発電のさらなる普及が期待されます。
Vertex S+ NEG9R.28(Ultra)の特性
小型モデルのVertex S+ NEG9R.28(Ultra)は、最大出力495Wを実現し、前面効率は1.8%向上し、最大24.8%に達します。このモデルは住宅や小型商業、工業施設に最適で、軽量化された設計が特徴です。また、ダブルガラス構造により耐久性が向上し、厳しい環境条件でも信頼性を持って発電可能です。
Vertex N NEG19RC.20(Ultra)の特性
一方、中型モデルのVertex N NEG19RC.20(Ultra)は670Wの出力にアップグレードされ、前面効率も1.5%向上しています。設置の柔軟性と電気的互換性が強化されており、大規模な発電事業においても高い性能を発揮することが期待されています。また、この製品もダブルガラス構造を採用しており、雪や風の影響にも耐える強度を備えています。
複数のニーズに対応する新製品
トリナ・ソーラーの新製品は、従来のシリーズに追加される形で、小規模から大規模のプロジェクトまで様々なニーズに応えることができます。これによって、顧客の多様な要求に柔軟に対応できる製品ラインアップが実現しました。
PV EXPO 2025での展示
新製品は2025年2月19日から21日まで開催されるPV EXPO 2025で展示される予定です。当日はトリナ・ソーラーブースにぜひお立ち寄りください。最新技術を体感し、また開発チームへの質問なども歓迎しています。
トリナ・ソーラーについて
トリナ・ソーラーは、1997年に設立され、今や太陽光発電およびスマートエネルギーのグローバルリーダーです。日本国内でも2010年から事業を展開し、数多くの実績を上げています。未来のゼロカーボン世界の実現に向け、さらなる技術革新とサービス提供に取り組んでいます。新製品の発表をきっかけに、より一層の太陽光活用が進むことを期待しています。
詳細はトリナ・ソーラーの公式ウェブサイト(
Trina Solar)でご確認ください。