キャタピラー油圧ショベルのチルトローテータ仕様が注目
キャタピラージャパン合同会社は、最新の油圧ショベル「ICT油圧ショベルチルトローテータ仕様」と「油圧ショベルチルトローテータ仕様」が、省人化建設機械として国土交通省に認定されたと発表しました。この認定は、労働力不足が深刻化する建設現場において、効率的な解決策を提供するものです。
チルトローテータの革新
この新しい油圧ショベルには、作業装置が左右に最大40°傾斜し、360°の回転が可能なCat®チルトローテータが搭載されています。この機能により、車両が施工面に正対せずとも、チルトローテータによる傾斜と旋回でバケットの刃先を正確に施工面に向けることができるため、車両の移動を最低限に抑えられます。
さらに、従来ではアクセスが難しい狭隘地でも大型の機械を投入できるため、作業の効率化と省力化が実現できるのです。この点は特に、省人化建設機械の認定基準である30%以上の人工削減効果を達成することに寄与しています。
機体の詳細と機能
今回認定された機種には、3Dマシンガイダンスおよびコントロール機能が使用できるICT油圧ショベルと、標準装備の2Dマシンガイダンスを搭載した油圧ショベルの2タイプがあります。これにより、作業の適切な支援が可能となり、運転の安全性と作業精度が向上します。
主な特徴
1.
チルト・旋回機構 各種機能により、操作性がさらに向上。
2.
統合システム 他の機器と互換性のある機能を搭載し、別途の追加機器を必要としません。
3.
ペイロードシステム 土砂や骨材の効率的な運搬が可能です。
4.
SecureLock™システム カプラのロック状態を確認でき、安全性が強化されています。
5.
バケットシェイク機能 載荷物の取り扱いを便利にします。
未来を見据えて
キャタピラーの革新技術は、今後も建設業界における人手不足や作業効率の向上に資することが期待されています。特に、過酷な環境での施工が求められる現場において、これらの機械は運用の合理化に大きな役割を果たすでしょう。また、2024年にはさらに進化した技術が求められ、持続可能な世界の構築に向けた取り組みが続くと予想されています。
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Caterpillarについて
Caterpillar Inc.は、建設機械や鉱山用機器、ディーゼルエンジンなど様々な分野で世界をリードしています。ダンプ用ディーゼルエンジンや産業用ガスタービンなどの高い技術力を持ち、2024年の売上が648億ドルに達する見込みです。持続可能な未来の実現を目指し、革新的な製品とサービスの提供を続けています。