障害者雇用を支援する「ポシュロウラボ」がモニター企業を募集開始
株式会社TMJが新たに立ち上げた「ポシュロウラボ」は、障害者雇用の採用から定着までをトータルサポートするワンストップサービスです。2024年9月から始まる無料ベータ版のモニター利用企業を募集しています。この取り組みは、企業が直面している障害者雇用にかかわる多くの課題を解決することを目的としています。
障害者雇用の現状
令和5年の障害者雇用状況によると、障害者の実雇用率は2.33%と過去最高を記録しましたが、働くことが可能な障害者の数は350万人以上とされ、実際の就労者数は約64万人に留まっています。適切な雇用が行われていない企業は約5万社、雇用がまったく行われていない企業も約3万社存在するのが現状です。また、法定雇用率は2024年4月から引き上げられるため、これに対処できるよう支援が求められています。
ポシュロウラボのサービス内容
ポシュロウラボの主なサービスは「採用」「人材定着・育成」「運用改善」の3つの観点から構築されています。具体的には、採用の際にはインタビュー動画を制作し、企業の魅力をアピール。また、障害者とのマッチング機会を増やすためのイベントも開催します。「人材定着・育成」では、従業員の健康状態を可視化し、自己管理を支援するシステムを提供予定です。さらに、定期的な勉強会を通じて企業の知識を増やし、障害者雇用についての情報交換を促進します。
ワンストップサービスの特長
ポシュロウラボでは、障害者雇用に必要なすべてのサポートを提供し、企業の負担を軽減することを目指しています。また、専門家や福祉事業者との連携によって、質の高いサービスを展開。企業コミュニティを通じた相互学習も重要視されています。企業間での経験や知識を共有し、新たなアイデアの創出を促すことで、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進を目指します。
無料ベータ版モニターの募集
正式なサービス開始は2025年ですが、2024年からの無料ベータ版に参加できるモニター企業を募集中です。障害者雇用に課題を抱える企業の方々に、この取り組みを支援してもらうことで、具体的なソリューションが実現することを期待しています。詳細な申し込みや問い合わせは、公式サイトから受け付けています。
TMJについて
TMJ(株式会社TMJ)は、1992年に設立され、コールセンターの運営や人材育成、調査・分析などを手がけ、多種多様な企業のニーズに応交えて事業を展開しています。2017年にはセコム株式会社の完全子会社化され、より安全性の高いネットワークを形成しています。彼らは障害者雇用を促進し、よりよい社会の実現を目指しています。
このように、ポシュロウラボは障害者の就労支援に特化した新しいサービスを提供し、企業と求職者が相互に利益を享受できる未来を模索しています。ぜひ、企業の皆様におかれましては、ポシュロウラボのモニターに参加し、この取り組みの一端を担っていただければ幸いです。