フランスの舞台で成功を収めている奥野衆英が、ついに日本に帰ってきます。彼の凱旋公演は、福岡のアクロス円形ホールで行われる特別なイベントです。これは、日仏友好160周年を祝う「ジャポニズム2018」という文化イベントの一環として実現しました。
奥野衆英とは?
1975年に東京で生まれた奥野氏は、2000年に渡仏し、パリ市立マルセル・マルソー国際マイム学院に入学しました。彼は、マイムの巨匠マルセル・マルソーに直接師事し、その後、南仏アルビー市で行われる国際演劇祭で日本人初となる最優秀作品賞と男優賞をダブル受賞しています。奥野氏は、マイムアーティストだけでなく、演出家や振付師としても幅広く活躍しています。
マイムの魅力
マイムは、音声を使わずに身体の動きや表情のみで物語を語るアート形式です。一般的なパントマイムとは異なり、マイムは視覚的なコンテンツを通じて、言葉を超えた感情や美を伝えます。マルセル・マルソーが創設した「Compagnie de Mime Marcel Marceau」において、彼は舞台アートの真髄を体現しました。
福岡公演の見どころ
福岡での公演では、奥野氏の代表作《1M²(1マイム平方メートル)》を中心に、《食虫花》や人工衛星『はやぶさ』へのオマージュ作品《HaYaBuSa》などを披露します。これらの作品は、奥野氏がフランスでの17年間の経験から得た感性を生かし、日本の文化を再解釈したものです。彼の作品を観ることで、言葉では表現しきれない感情の領域に触れることができるでしょう。
新しい体験を提供
この公演は、マイムを既に知っている方々はもちろん、まったく新しい体験を求めている皆さんにもお勧めです。福岡での特別な夜に、奥野氏の独特な表現を鑑賞し、心の中に新しい感性を育んでみませんか。マイムを通して、言葉ではなく身体を使った表現が生み出す感動を共有しましょう。
チケットに関する情報は、以下のリンクからご確認ください。観客として、奥野氏の作品に出会い、新たな視点を得る貴重なチャンスをお見逃しなく。