屋外広告の新時代へ
新しいサービス「OOH Analytics」が、屋外広告業界に革命をもたらそうとしています。このサービスは、屋外ビジョンやデジタルサイネージなどの映像媒体から広告ごとの計測データを取得し、分析することができる画期的なツールです。
具体的には、静止画媒体である看板などからも24時間の計測データを活用。これにより、広告料金から見た接触単価や視聴推計単価の計算も可能になります。これまで不明瞭だった屋外広告視聴者に関するデータが集積され、どのような層がどのような態度で広告を見ているのかが可視化されます。
このリアルタイムデータを活用することで、広告主は過去の詳細なデータを基にした出稿計画の立案ができるだけでなく、出稿量や期間の調整もフレキシブルに行えるようになります。広告効果を最大限に引き出すためのプランニングの幅が広がる訳です。
さらなる機能拡張が期待される「OOH Analytics」
今後は「移動流入」「興味・関心」「消費傾向」といったデータの可視化を行う予定で、デモグラフィック分析の機能も追加される見込みです。これにより、広告の効果測定がより精密になり、新しい広告戦略の提案にも繋がるでしょう。
実施媒体の詳細
OOH Analyticsが取り扱う媒体には、新橋SLビジョンと新橋龍角散ビジョンがあります。新橋SLビジョンは東京都港区新橋に位置し、新橋SL広場に設置されています。一方、龍角散ビジョンは同区内の新橋駅の銀座口交差点にあります。
特に、新橋SLビジョンではAI画像解析サンプルを用いて、視聴データの取得が行われており、個人を特定できないような配慮がされています。
プライバシーと安全性への配慮
屋外広告データの収集は、一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムのセンシングサイネージガイドラインに規定通り実施されています。エッジAIを利用して画像を即時解析し、個人情報は一切取得しない仕組みが整っています。解析後は自動でデータが破棄されるため、プライバシーが守られるのです。
企業理念と概要
「OOH Analytics」を提供するサーチは、「人に、街に、価値ある瞬間をとどける。」を企業理念に掲げ、屋外広告を通じた人と企業、街との親密なコミュニケーション創造を目指しています。2004年に設立されたこの企業は、東京都立川市に本社を構えています。
◇会社概要◇
代表者: 常田 修治
本社: 東京都立川市錦町1-4-20 TSCビル2F
営業本部: 東京都中野区中野4-1-1 中野サンプラザ9F
URL:
https://searchnext.jp/
この新しいサービスは、広告業界にどのような影響をもたらすのか、今後の動向に注目です。