SCSKが新たにPROACTIVEに追加したCO₂排出機能
SCSK株式会社が提供するデジタルオファリングサービス「PROACTIVE」に、企業の脱炭素経営をサポートする新機能「CO×CO カルテ」が搭載されました。この機能は、会計データをもとにCO₂排出量を自動で算定し、専門知識や手間をかけることなく企業の環境負荷を可視化することを可能にします。
機能開発の背景
近年、企業がESG(環境・社会・ガバナンス)への対応を求められ、脱炭素経営の重要性が増す中、温室効果ガスの排出量を適切に把握することが求められています。CO₂排出量の可視化ができることで、企業は持続可能な活動の推進や外部への報告責任を果たすことができます。しかし、従来の算定手法は複雑で、数ヶ月の工数がかかることが多く、これが業務の負担となることが課題でした。
このような背景を受け、SCSKは「PROACTIVE」に新たにCO₂排出量算定機能を追加し、ユーザーが会計データをアップロードすることによって、簡単に導き出すことができる仕組みを提供しました。
CO×CO カルテの機能概要
「CO×CO カルテ」は、PROACTIVEに蓄積された会計データを使って企業のCO₂排出量を自動的に算定します。PROACTIVEを利用している企業は、追加の登録末にこの機能をシームレスに活用でき、Scope1からScope3までを包括的に把握することが可能です。これにより、取引先企業に対する報告や情報開示も効率的に行えます。
具体的には、以下の2つの機能が提供されます:
1. 自社CO₂排出量の自動算定機能
2. サプライヤー排出原単位の収集・管理機能(Scope3対応)
これにより、煩雑なデータの収集や算定業務から解放されるでしょう。また、環境省のガイドラインに準拠した算定プロセスを採用しているため、信頼性も高く、安心して利用できます。
今後の展望
今後、SCSKはこのサービスの提供を通じて機能の強化や顧客利便性を更に向上させ、企業の脱炭素経営を強力にサポートしていく方針です。また、将来的には、Scope3の排出量に対応したサプライチェーン情報収集型のサービス展開も視野に入れ、各企業に必要なノウハウやリソースを提供していきます。
SCSKビジネスサミット2025の情報
SCSKは、2025年10月23日に「SCSKビジネスサミット2025」を開催します。ここでは経済産業省担当者による健康経営の重要性やSCSKの取り組みについての解説が行われます。具体事例も交えながら、データ活用による企業変革のヒントが得られる場となります。
このように、SCSKは企業の持続可能な成長を支援すべく、新たなテクノロジーやサービスを続々と開発しています。今後の動向にも注目が集まります。