市民の力で災害支援
2025-04-07 11:39:28

市民が災害支援の担い手に、民間拠点の本格稼働がスタート

市民が支える災害支援



東京都港区にある公益財団法人日本財団ボランティアセンター(日本財団ボラセン)は、2025年3月7日に国内初の本格的民間災害支援施設「日本財団災害ボランティアトレーニングセンター(VTC)」の開所式を行いました。この施設は、災害発生時に必要な技術を持つボランティアを育成し、実際に災害現場に出向いて支援活動ができるようサポートすることを目的としています。市民の力を借りて、日本国内の災害支援能力を高めるための拠点が整ったのです。

災害支援の重要性が増す現代



近年、自然災害の発生がますます増加する中、その対応には迅速さと専門的な技術が求められています。これに対抗するためには、ボランティアを含む市民の力が不可欠です。海外では、技術系災害ボランティア組織が市民を中心に形成されており、日本でも類似の取り組みが求められています。VTCはその代表例として設立され、様々な市民が参加して災害支援スキルを習得する場所となります。

充実した研修内容



日本財団ボラセンでは、初心者向けから専門的な技術習得まで、幅広いレベルの研修を用意しています。具体的には、災害ボランティア研修の入門編や、ペット防災、自然災害に対する家屋再生のための実践研修などが行われています。これにより、参加者は現場での役割と責任を理解し、実際に役立つ技術を学ぶことが可能になります。

研修の一例



例えば、4月23日には「災害ボランティア研修 〜入門編〜」が行われます。この研修では、最近の豪雨における被災地の現状や、ボランティア活動の進め方、準備すべき持ち物の紹介などが予定されています。また、5月には同様のテーマでの研修や、特に技術的なトレーニングが実施され、幅広い参加者に対応した内容が展開されます。

VTCの役割



VTCは、単なる研修施設ではなく、実際の災害時において重機や資機材の貸し出しを行い、ボランティア派遣を実施できる機能を備えています。災害時には迅速な対応が求められるため、こうした実働機能の取得は非常に重要です。実際、2021年から2025年2月までに6,000人以上が受講し、多くの人々が現場で必要とされる知識と技術を身につけてきました。

開所式の様子



開所式当日は、多くのメディアがこの新たな取り組みに注目し、実際にボランティア活動を経験した方々との交流や重機の操縦デモンストレーションも行われました。参加者からは、「VTCでのトレーニングを受けて、被災地で重機を使えるようになりたい」という声が寄せられています。これは市民の災害支援に対する関心の高まりを示しています。

日本財団ボラセンについて



日本財団ボラセンは、2010年に設立され、学生を対象にしたボランティア活動の支援を展開してきました。近年では、一般市民を対象とした事業を展開し、災害支援活動の実績を持ちながら、さまざまな大規模イベントへのボランティア派遣も行っています。今後も市民が中心となる災害支援の拡大に貢献し続けることが期待されています。

おわりに



被害の影響を最小限に抑えるためには、事前の備えと実践的な対応力が不可欠です。VTCは、市民が主体となって災害支援に貢献できる場として、今後の活動が注目されます。あなたも一緒にその一翼を担ってみてはいかがでしょうか?


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会社情報

会社名
公益財団法人日本財団ボランティアセンター
住所
東京都港区虎ノ門1-11-2日本財団第2ビル
電話番号
03-6206-1529

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