キオクシアの脱炭素戦略
2024-11-19 11:03:53
キオクシアが半導体産業における脱炭素化プログラムに初参加
キオクシア、半導体業界の脱炭素化支援プログラムに参加
半導体業界は、環境への影響を軽減することが求められる時代に突入しています。そんな中、キオクシア株式会社が、シュナイダーエレクトリックが推進する脱炭素化支援プログラム「Catalyze」に初めて参加することを発表しました。このプログラムは、再生可能エネルギーを活用し、業界全体の炭素排出量を削減することを目的とした、画期的な取り組みです。
Catalyzeは、2023年7月にシュナイダーエレクトリックによって発表された、半導体やテクノロジー業界におけるサプライチェーンの脱炭素化に向けたリーダーシッププログラムです。これにより、主要な業界プレイヤー間で協力し、持続可能なバリューチェーンの構築を目指します。キオクシアが参加することで、日本企業がこのグローバルな取り組みにどのように影響を与えるか、注目が集まります。
参加企業の背景
Catalyzeプログラムのスポンサー企業には、インテル、アプライドマテリアルズ、Google、HPなど、業界を代表する企業が名を連ねています。これらの企業は、その専門知識とリソースを活かし、脱炭素化の実現に向けて共同で取り組む姿勢を示しています。キオクシアは、この重要なプログラムにサプライヤーとして参加することを決定し、気候変動対策に向けた具体的な行動を進めています。
再生可能エネルギーの導入促進
キオクシアは、既に再生可能エネルギーの購入や市場動向に関するトレーニングを開始しており、Catalyzeプログラムを通じて得た知見をもとに、半導体業界におけるエネルギーの持続可能な転換に寄与していく考えです。このプログラムの重要な目標として、半導体バリューチェーン全体のエネルギー購入力を統合し、再生可能エネルギープロジェクトを加速することが挙げられています。
また、参加企業の中には、個別の購入能力が限られるサプライヤーに対して、事業規模の電力購入契約(PPA)の市場へのアクセスを提供する仕組みも設けられています。これにより、より多くの企業が再生可能エネルギーを導入しやすくなります。
脱炭素化のための具体的なアクション
Catalyzeプログラムを通じて、キオクシアは以下のような具体的なアクションを推進することを目指しています:
1. エネルギー購買力の統合:全サプライヤーの力を一つにし、再生可能エネルギーの利用拡大を図る。
2. 市場参加の機会提供:小規模なサプライヤーが電力購入契約に参加できるよう支援。
3. 認知の拡大:再生可能エネルギーの活用に関する認知を広め、導入を促進する。
4. 教育およびプラットフォームの活用:脱炭素化へ向けた測定可能なアクションを推進するため、教育やデジタル技術を活用。
キオクシアの参画は、半導体産業の持続可能性向上に向けた新たな一歩です。業界全体での連携は、より効率的で持続可能な未来を築く上で重要な要素となります。今後の展開が期待されます。
Catalyzeプログラムの詳細や、キオクシアのサステナビリティレポートについては、公式ウェブサイトをご覧ください。
会社情報
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シュナイダーエレクトリック
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