近年、新潟と遥か彼方のロサンゼルスを結ぶ「ドリーム研修」が開催され、特に美容業界を目指す学生にとって、希望に満ちたイベントとなっています。この企画は、日本にある専門学校の生徒たちが、アメリカで活躍する美容師の体験談を直接聞くことができる貴重な機会であり、YouTubeを通じて講義が公開されるというスタイルが採用されています。
講師のプロフィール
この特別講義には、岐阜県出身の美容師であり、サロンオーナーのYuya Kanieさんが登場しました。Kanieさんは中学生時代から美容師を目指していましたが、最初は親の反対に遭い、断念を余儀なくされました。しかし、彼は夢を諦めず、高校卒業後に渡米を決意。ビジネスを専攻していたものの、1年後に美容専攻に編入し、アメリカの美容免許を取得する道を選びました。卒業後、1年間サロンでの勤務経験を積むためのビザを得ましたが、更新できずに帰国。再びアメリカで挑戦するため、親を説得し、地元の美容学校に入学後、フリーランスとしての道を歩むこととなりました。
アメリカでの挑戦
「アメリカの美容師としての働き方」や「日本人美容師に対する現地のイメージ」、「アメリカの美容学校の厳しさ」といったテーマについての詳細な体験談を語ったKanieさんは、移民が多様な髪質や骨格を持つアメリカの現場での柔軟な対応が求められると強調しました。彼の話からは、アメリカで働くことのメリットや、美容師としてのやりがいなどが伝わり、学生たちの視野を広げる手助けができたことでしょう。
夢を追い続ける大切さ
Kanieさんは、自身の成功物語を通じて、「夢を追い続けることの大切さ」を学生に訴えました。特に、将来美容師を目指す学生たちからの質問に対し、「一番大変だったこと」は何かという問いに対し、常に新しい技術やトレンドを学ぶ姿勢を崩さなかったことや本人の努力が実を結んだと振り返ります。また、アメリカでの生活や働き方が如何に面白く、充実感をもたらすものであるかを生き生きと語りました。
ドリーム研修の主催と運営
この「ドリーム研修」は、国際ビューティモード専門学校が主催し、ライトハウス・キャリア・エンカレッジUSAが企画と運営を行なっています。6つの専門学校が参加し、それぞれの講師が多彩なキャリアを持つ業界のプロフェッショナルであることに生徒たちは刺激を受けました。
YouTubeでの展開
学生から寄せられた「将来、美容に関わる仕事をしようと思っているが、どのように進めば良いのか」という疑問に対し、Kanieさんが具体的な道筋を示していく様子は特に感動的でした。YouTubeで公開されたこの講義は、美容業界に興味を持つ若者たちにとって、多くのヒントを与える貴重な機会と言えます。