東京大学での産業DXと法務に関する講演
2025年7月8日、東京大学法学部の演習授業で、AIスタートアップSpark+の代表取締役社長である本田純平が「スタートアップ投資と法務」というテーマで講演を行いました。この講演は、法学部と法科大学院の学生を中心に多数の参加者を迎え、産業DXとAI実装における知的財産権や契約、資金調達といった重要な論点が取り上げられました。
講演の目的と内容
本講演では、AIスタートアップの実務経験から得た知識をもとに、産業課題とAIの活用について具体的な事例を交えながら解説しました。特に、製造業向けの業務最適化プロダクト「ORION」と音声AIソリューション「VoiceGPT」といった具体的なプロジェクトが話題となり、学生たちがリアルな業界の実態を理解する貴重な時間となりました。
また、AI技術の導入がもたらす社会的インパクトについても議論が交わされ、日本の製造業や金融業界の最新の動向を深く知る機会を提供しました。講演後には、AI、法務、知的財産権、さらにはスタートアップの資金調達に関する学生からの多くの質問が寄せられ、約1時間にわたる活発な意見交換が行われました。
学生たちの反応と関心
学生たちは、この講演を通じてAIと法務の融合について多角的な視点を持つことができたと同時に、スタートアップ活動についてリアルな実体験を聞くことができ、非常に刺激を受けた様子でした。東京大学法学政治学研究科の教授である増見淳子氏は、学生たちがスタートアップや起業に対する興味を喚起し、法学教育における実践的な視点を重視する重要性を強調しました。
本田社長のメッセージ
本田純平社長は、講演における知的財産権の重要性についても触れ、「業務課題起点のAI実装」をテーマに、AI技術の実践的な現場での法的な議論についてお話しされました。特に、AI分野におけるスタートアップと大企業の連携において、知的財産権の適切な帰属が業界全体にとっても重要であると述べました。
Spark+の活動と今後の展望
株式会社Spark+は、東京大学の松尾研究室から発足したスタートアップで、最先端のAI技術を駆使したソリューションを業界に提供しています。創業1年半で、多くの大手企業と共に協働プロジェクトを展開し、産業DXサービスに注力しています。今後も日本の産業全体に貢献することを目指し、業務変革を推進していく考えを示しています。
この講演は、学生たちにとって法務と産業DXを考える素晴らしい機会となり、将来のリーダーとしての視点を広げる助けとなったことは間違いありません。