エプソン、中国の生産拠点でRBAプラチナ認証取得
セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)は、同社の中国生産拠点であるEpson Precision Suzhou Co., Ltd.(以下、EPSZ)がResponsible Business Alliance(以下、RBA)のValidated Assessment Program(以下、VAP)において最高位であるプラチナ認証を取得したことを発表しました。これにより、エプソンのCSR(企業の社会的責任)への取り組みが一層強化されることになります。
エプソンとRBA
エプソンは、2019年4月にRBAに加盟した後、同団体の行動規範に基づき、主力生産拠点で定期的にVAP監査を受けることを計画的に進めています。このVAP監査では、RBAが認定した独立した第三者機関が行動規範の遵守状況を評価し、スコアと認証が付与されます。
EPSZにおいて実施されたVAP監査では、エプソンはすべての指摘事項に対処し、最高評価となる満点の200点を記録しました。これにより、プラチナ認証が授与され、エプソンの生産拠点が高い基準において運営されていることが証明されました。
継続的な取り組み
これまでもエプソンは、マレーシア、インドネシア、タイ、中国、フィリピンをはじめとする複数の生産拠点でプラチナ認定を取得しています。これは、エプソンが持続可能な企業運営を目指し、労働環境や安全衛生、倫理面での向上を常に追求していることを示しています。
エプソンの執行役員 Production Planning Divisionの武井昭文氏は、「エプソンは、持続可能で心豊かな社会の実現を目指しており、RBA会員として同団体の行動規範を遵守した事業運営を進めています。VAP監査を通じて、エプソン製品が人権や環境への配慮の下で製造されていることを確認していきます」と述べています。この発言は、企業の社会的責任を真摯に感じている姿勢が窺えます。
EPSZの企業概要
- - 名称: Epson Precision Suzhou Co., Ltd.
- - 設立: 2007年4月
- - 住所: 中国蘇州市
- - 従業員数: 479人(2025年3月31日現在)
- - 事業内容: 水晶デバイスの製造
このようにエプソンは、中国を含む国際的な生産拠点でのCSR活動を継続的に展開しており、持続可能な社会に向けた責任ある企業として、多くの他社にも影響を与える存在となっています。グローバルサプライチェーンの確立と高品質な製品の提供を両立させたエプソンの取り組みが、今後の事業展開にも大きな影響を与えることでしょう。