セゾンテクノロジーが進化させた「HULFT10」が登場
株式会社セゾンテクノロジーが、Red Hat OpenShiftに対応したファイル連携ミドルウェア「HULFT10 for Container Platform」の提供を2025年3月5日より開始します。この製品は、10年ぶりのメジャーバージョンアップとして、クラウド環境でのデータ連携に特化しています。
新しい時代のデータ連携
近年、企業は老朽化した情報システムから、クラウドプラットフォームなどに移行しながらシステムを近代化する「モダナイゼーション」を推進しています。この動きは企業にとって必要不可欠であり、ある意味で企業の競争力を左右する要因ともなっています。特に、コンテナ環境の普及は、このモダナイゼーションにおける一つの鍵を握っています。
ただし、既存システムとの互換性を保ちながら移行を進めることが求められており、従来のプラットフォームに加えて、コンテナ環境でもデータ連携が行える手法が不可欠です。「HULFT10」は、まさにそのニーズに応えるために開発されました。
HULFT10 for Container Platformの特長
「HULFT10 for Container Platform」は、Red Hat OpenShift CertificationのOperator認定を受けており、企業のIT環境においてスムーズなデータ連携を実現します。
- - コンテナ構成: 管理コンテナと転送コンテナに分かれており、管理コンテナでは履歴や管理情報が保持され、APIを通じてジョブ連携が可能です。転送コンテナはデータ連携を実施します。
- - 自動化機能: 転送負荷に応じた転送コンテナの起動・再起動を自動で行い、業務の継続性を確保。
- - 外部連携: Web APIを通じて外部サービスや業務アプリとの連携を可能にします。
- - 耐障害性: 管理情報や履歴は独立した永続領域に保存されるため、コンテナ間の引き継ぎやバックアップが容易です。
提供開始と料金
「HULFT10 for Container Platform」の提供開始日は2025年3月5日。料金は、通常サポートが月額53,400円、24/365サポートが72,700円で1Pod単位の契約となります。これは、企業が短期間で安心して導入できるよう配慮された価格設定です。
エンドースメントによる信頼性
「HULFT10」に対する各関連企業からのエンドースメントが寄せられています。レッドハットの社長、伊藤忠テクノソリューションズの常務、SCSKの執行役員からも高い評価があり、この製品の相乗効果が期待されています。企業のデータ連携分野における新たなソリューションとして、ユーザーのニーズにしっかりと応えていくことが期待されています。
セゾンテクノロジーのビジョン
セゾンテクノロジーは、「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」というミッションを掲げ、安全で信頼性のあるデータ連携製品の提供を目指しています。今後も革新を続け、多様な業種向けに対応したサービスを展開することで、企業のデジタルトランスフォーメーションを後押ししていくでしょう。
詳しい情報は
セゾンテクノロジーの公式サイトや
HULFT製品サイトをご覧ください。