中小企業のウイルス対策
2023-02-08 10:00:01
中小企業のウイルス対策は本当に万全?7割以上が「大丈夫」と回答するも、不安要素も明らかに!
中小企業のウイルス対策は大丈夫? 7割以上が「大丈夫」と回答するも、不安要素も明らかに!
情報社会となった現代、あらゆるビジネスにおいて、各企業がそれぞれ膨大な量のデジタル情報を取り扱う時代となりました。会社内のあらゆるデータをデジタル化して管理できるというのは、もはやどのような業界でも当たり前のことですね。
しかし、こうした企業の情報システムには、常にセキュリティに関する問題がついて回ります。もし何かしらのトラブルで情報の破損、紛失、流出が起きた場合、社内だけでなく顧客、取引先に至るまでが大変な被害を受ける可能性もあるのです。
各企業の情報システムにおいては、このような事態を招かないための対策に力を入れていることと思われますが、具体的にどのようなことに取り組んでいるのでしょうか?
青森県内においてITサービスなどを提供している株式会社テクノルは、従業員300名以下の中小企業で情報システムに関する業務を担当する方を対象に、「中小企業のウィルス対策状況」に関する調査を実施しました。
自社の情報セキュリティは大丈夫? 各企業の取り組みは
はじめに、勤務先のウイルス対策について伺っていきたいと思います。
「現在、勤務先のPC、サーバーのウイルス対策は万全であると思いますか?」と質問したところ、『とてもそう思う(15.8%)』『ある程度そう思う(59.6%)』『あまりそう思わない(21.4%)』『まったくそう思わない(3.2%)』という回答結果になりました。
ウイルス対策は万全であると思う方が多い結果となりましたが、4人に1人は万全ではないと思っているようです。
では、ウイルス対策としてどのようなことを行っているのでしょうか?
そこで、「ウイルス対策の取り組みとして行っていることは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『端末にウイルス対策ソフトを導入(65.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『定義ファイル更新の確認(48.2%)』『複数の脅威対策ソフトの利用(24.6%)』と続きました。
しかし、ウイルス対策ソフトを導入しているにも関わらず、「万全ではない」と回答した理由として、従業員の意識不足やシステムに詳しい人材がいないといった声が挙がりました。
また、勤務先のウイルス対策が万全であると回答したものの、正直不安を感じている方もいることが分かりました。
ウイルス対策ソフトの管理、中小企業ではどのような管理が多い?それぞれのメリットも
勤務先のウイルス対策として取り組んでいることや、対策についての率直な意見が分かりました。
では、ウイルス対策のソフトの管理はどのように行っているのでしょうか?
「管理に利用しているサーバーはどちらですか?」と質問したところ、『オンプレミス(社内サーバー)(46.5%)』『クラウドサーバー(41.5%)』『管理サーバーは使用していない(12.0%)』という回答結果になりました。
オンプレミス(社内サーバー)で管理している方と、クラウドサーバーで管理している方が同じくらいいるようですが、オンプレミスのメリットとは一体何なのでしょうか?
前の質問で『オンプレミス(社内サーバー)』と回答した方に、「オンプレミス(社内サーバー)のメリットは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『管理できる項目が多い(49.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『クライアントの状態把握が早い(47.4%)』『価格が安い(24.4%)』と続きました。
管理できる項目が多いことや、クライアントの状態把握が早くできるといったメリットがあるようです。
一方で、クラウドサーバーのメリットは何なのでしょうか?
先程の質問で『クラウドサーバー』と回答した方に、「クラウドサーバーのメリットは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『社内にサーバーが不要(49.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『どこからでもアクセス(管理)が可能(48.5%)』『社外の端末の状態把握もできる(40.9%)』と続きました。
クラウド上で管理をするため、社内サーバーが不要なことや、どこからでもアクセスできるといったことがメリットのようです。
そもそも『管理サーバーは使用していない』と回答した方が1割程度いましたが、その理由とは何なのでしょうか?
詳しく聞いてみました。
管理サーバーを利用するほどの情報量ではないので必要性を感じなかったり、コストが高かったりといった理由で、管理サーバーを利用していないことが分かりました。
半数の企業がサイバー攻撃を受けたことがある! そのうち実際に被害を受けたところも
対策の仕方やソフトの管理方法について伺ってまいりましたが、実際に今まででサイバー攻撃を受けた経験などはあるのでしょうか?
「これまでに勤務先においてサイバー攻撃を受けたことはありますか?」と質問したところ、『受けたことがあり、実際に被害も出たことがある(16.2%)』『受けたことはあるが被害が出たことはない(34.9%)』『一度も受けたことはない(48.9%)』という回答結果になりました。
サイバー攻撃を受けたことがある企業が半数以上、中には実際に被害がでた企業もいるようです。
では、サイバー攻撃を受けたと想定して最も避けたい事態とは何なのでしょうか?
「サイバー攻撃を想定した際、最も避けたい事態は何ですか?」と質問したところ、『ウイルス感染(23.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『社外秘データの流出(22.5%)』『外部からの不正アクセス(18.3%)』と続きました。
サイバー攻撃を受けた際に、ウイルスに感染したり、データが流出してしまったりといった事態は一番避けたいと考えているようです。
対策をしていたとしても攻撃を受けてしまうなかで、現在導入しているウイルス対策についての不安や懸念を聞いてみました。
【まとめ】 不十分なウイルス対策ではリスクが大きい! 適切な対応でデータを守ろう
今回の調査で、中小企業のウイルス対策状況が分かりました。
管理サーバーを使用していないという回答もありましたが、オンプレミスとクラウドがほぼ同数という結果で、リモートワークなどの働き方を考えた時にオンプレミス型のサーバーだとセキュリティに不安が残るような結果となりました。
また、勤務先のウイルス対策について万全であると思う方が7割以上いるものの、実際に攻撃を受けたり、被害を受けた経験がある方がいるようです。
自分のところは問題ないと思っていても、意外とセキュリティが甘い可能性もぬぐえません。
改めてより一層万全なセキュリティ対策をして、データをしっかり守る必要があると言えそうです。
万全なセキュリティ対策なら「株式会社テクノル」
今回、「中小企業のウイルス対策状況」に関する調査を実施した株式会社テクノルは、セキュリティ製品の製造販売やセキュリティサービスの提供を行っています。
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株式会社テクノル
株式会社テクノル:https://www.technol.co.jp/
お問い合わせURL:https://www.mrb-security.jp/contact
お問い合わせTEL:0178-47-8311(代)
調査概要
「中小企業のウイルス対策状況」に関する調査
【調査日】2023年1月17日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,014人
【調査対象】従業員300名以下の中小企業で情報システムに関する業務を担当する方
* 【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
会社情報
- 会社名
-
株式会社テクノル
- 住所
- 青森県八戸市廿三日町2番地YSビル3F
- 電話番号
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