千葉県旭市におけるAI問い合わせモデルの実証実験
千葉県旭市(市長:米本弥一郎)とNECネクサソリューションズ株式会社は、2023年9月17日から市役所への問い合わせ対応にAIを活用する新たなモデルの実証実験を開始しました。この取り組みは、住民サービスの向上や市職員の業務負担を軽減を目的としています。
実証実験の背景と課題
昨今の自治体では、少子高齢化と人口減少に伴い、職員不足が深刻な問題となっています。それに加え、行政手続きが複雑になる中で、市役所への問い合わせは増加の一途をたどっています。
住民にとっては、「どこに問い合わせれば良いか分からない」「閉庁時間中に問い合わせができない」といった課題があり、同時に職員は担当部署に問い合わせを取り次ぐ作業や定型的な問い合わせへの対応に多くの時間を費やしています。
このような状況から、より効率的な住民サービスと業務の効率化が求められています。
AIエージェント「DEN.Ai(デンエーアイ)」の導入
今回の実証実験では、NECネクサソリューションズが提供する対話型音声AIエージェント「DEN.Ai」を活用し、市民からの問い合わせに迅速かつ的確に対応することを目指します。このAIエージェントは、24時間365日の対応が可能で、登録されたFAQに基づく回答を行います。
住民は、AIによる一次対応を経て、必要に応じて専門部署に直接案内される仕組みを築くことで、問い合わせの利便性を向上させます。
実証実験の概要
実証実験は2023年9月17日から同年10月31日までの期間で行われます。この実験では、AI専用の電話窓口を設置し、市民がこの窓口を自由に利用できるようにします。
AIは、問い合わせ内容に基づいて適切な案内を行い、もし回答が難しい場合や専門的な対応が必要な際には、該当部署に転送する流れとなります。対象業務にはマイナンバーカードや住民登録、印鑑登録、証明書の郵送請求が含まれます。
目指す姿
NECネクサソリューションズは、実証実験を通じて、市民がスムーズに必要な情報を得られる環境を提供し、市職員がより専門的な対応に専念できる体制を構築することを目指しています。この取り組みの成果が将来の自治体の住民対応のスタイルを変革しうる可能性が期待されています。
公式情報や問い合わせ先
NECネクサソリューションズ株式会社
パブリックDX統括部 業種ソリューション企画グループ
E-mail:
[email protected]
この実証実験は、地域に密着したサービスの向上だけでなく、業務効率化に向けた重要な一歩です。今後の進展が注目されます。