府中市、EV充電インフラ構築へTerra Chargeと提携し持続可能な地域づくりを加速

府中市の持続可能な地域づくりの新展開

広島県府中市は、EV充電インフラ事業「Terra Charge」を展開する株式会社Terra Chargeと、本日2024年7月23日に「府中市とTerra Charge株式会社との持続可能な地域づくりに関する協定」を締結し、EV充電器設置に向けた取り組みをスタートさせました。この協定が実施されることで、府中市内の持続可能な地域づくりが加速することが期待されています。

政府の目指すEV普及と充電インフラ

国は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けてEV充電インフラの普及を進めており、経済産業省は2030年までに国内で30万口の充電器設置を目指しています。これに伴い、EV車の普及にも期待が寄せられていますが、現状では充電環境は整っていないのが本音です。

道の駅は、これまでは休憩スポットとして利用されてきましたが、今後は地域創生の場としての機能が求められています。災害時にはEV車が「走る蓄電池」としての役割も果たすため、充電器の設置は地域住民や観光客にとっても重要なインフラとして位置付けられます。

府中市の環境への取り組み

府中市は第2次府中市環境基本計画の見直しや地球温暖化対策に積極的に取り組んでいます。市が今後推進する計画には、温室効果ガスの削減を目指した事業が含まれ、地域の魅力を向上させるための施策が展開されます。また、道の駅「びんご府中」は周辺の農家が育てた新鮮な野菜や地域特産品を取り扱うため、市内のEV充電器設置においても重要な位置を占めています。

Terra Chargeの導入によるメリット

Terra Charge株式会社は、自治体に負担が少ない形でのEV充電サービスを提供しています。初期や運用にかかるコストが無料で、充電設備の設置が実現します。日本製の充電器を使用するため、部品の欠品リスクが低く、充電管理やコールセンターが365日対応するため安心して利用できます。

提携協定の概要

今回の協定により、府中市内には公共施設および道の駅「びんご府中」にそれぞれ6kWと50kW出力の充電器が設置される予定で、2024年秋頃から利用を開始する予定です。

協定の主な内容

・クリーンエネルギー自動車の普及促進
・環境問題への意識啓発
・地域の防災力向上
・観光と産業の振興
・地域の魅力向上

協定締結式の開催

2024年7月23日、府中市役所にて協定締結式が行われ、府中市長の小野申人氏が挨拶した後、Terra Chargeの本田泰寛氏が今後の協力関係について述べました。両者は、持続可能な地域づくりとEV充電インフラの整備に向けた積極的な取り組みを促進することを確約しました。

この取り組みが成功すれば、地域住民と観光客にとってEVの利用がより便利に、そして災害時には強力な支援源となることが期待されます。府中市の先進的な取り組みは、他の地域にも波及し、日本全体のEV充電インフラの整備に寄与することでしょう。