持続可能な航空燃料
2024-08-29 14:35:41

ブラザーインダストリーズとDHLが取り組む持続可能な航空燃料の導入について

ブラザーインダストリーズとDHLエクスプレスによる持続可能な航空燃料の導入



2023年、ブラザーインダストリーズ(フィリピン)がDHLエクスプレスと手を組み、持続可能な航空燃料(SAF)を利用した新しい運輸方法を導入する契約を結びました。この契約は、CO₂排出を削減するための具体的な取り組みの一環であり、環境問題に対する企業の責任を果たす重要なステップとなります。

DHLが主導する「GoGreen Plus」プログラムのもと、今回の契約では従来のジェット燃料を、使用済み食用油や食品廃棄物を原料とするSAFに置き換えています。この再生可能な燃料は、航空輸送のCO₂フットプリントを大幅に削減することが期待されています。

また、ブラザーグループは「ブラザーグループ環境ビジョン2050」を掲げており、2030年度までに2015年度比でのCO₂排出を大幅に削減することを目指しています。スコープ1では65%、スコープ3では30%削減を計画しており、これにより2050年までにバリューチェーン全体のCO₂排出を最小限に抑えることを目指しています。

BIPH(ブラザーインダストリーズフィリピン)は2012年に設立された、ブラザーグループの重要な生産拠点の一つです。ここではプリンターや複合機、ラベルライターなどの製品が製造され、世界中に出荷されています。BIPHでは既に太陽光パネルの設置や再生材の利用を通じて環境負荷軽減に取り組んでおり、持続可能な航空燃料の活用が加わることで、さらなる環境への貢献が期待されます。

今後、BIPHはSAFを利用することにより、部品の調達や製品の出荷時における航空輸送に関するCO₂排出をさらに削減する方針です。これらの取り組みは、企業の社会的責任としての意義だけでなく、業界全体にも影響を与え、他社への波及効果を生み出すことが期待されます。

このように、ブラザーインダストリーズとDHLエクスプレスの契約は、持続可能な未来に向けた新たな一歩を示しており、企業が環境問題に真剣に取り組んでいることを示しています。今後もこのような取り組みが広がり、世界中での環境意識の向上に寄与することを願っています。


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会社情報

会社名
ブラザー工業株式会社
住所
愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15-1
電話番号
052-824-2072

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