パワーカップルが考える理想の住まいとは？住宅購入の重視ポイント調査

パワーカップルの住まい選びに関する調査

グローバルベイス株式会社が実施した"住まい選びに関する調査"が、大きな注目を浴びています。この調査は、東京都23区内に住むマイホーム所有者を対象に行われ、男女600名からのレスポンスを受けています。その結果、パワーカップルと呼ばれる高世帯年収の夫婦がどのような住宅選びをしているのか、興味深いデータが浮かび上がってきました。

調査の背景

近年、弊社は特に都市部において住宅価格の高騰が続いていることから、オーダーリノベーションに高い関心が寄せられています。国土交通省は「中古物件とリノベーション、またはリフォーム」市場を2023年に12.3兆円の市場規模と予測し、将来的には20兆円に達するとしています。このような状況の中で、特にパワーカップルと呼ばれる家庭は経済的な余裕から新築・中古問わず、多様な選択肢を持っています。

しかし、多くの選択肢があるため、判断が難しくなることもあります。

住まい選びの重要なポイント

調査の結果、約60％のパワーカップルが住宅購入時に立地を重視していると回答しています。特に男性は価格を、女性は日当たりの重要性を感じていました。これは、男性が経済的な視点から費用対効果を重視する一方で、女性は快適さや暮らしの質を重視する傾向があることに起因しています。例えば、調査データによるとパワーカップルの38.2％が価格を重視する一方で、59.5％が立地や周辺環境を優先していることが分かりました。

この結果、本来なら「価格ありき」で選ぶのではなく、「理想の暮らしを実現するための住まい」として自由な意思決定ができる背景が伺えます。

意思決定のプロセス

調査でのもう一つの注目ポイントは、住宅購入における意思決定の主導権についてです。約52.5％のパワーカップルが「夫」にその権限があったと答え、女性は27.8％でした。しかし、共に話し合って決めたとする夫婦も19.7％に上るため、夫婦の共同意思決定の重要性が見えてきます。

パートナーの価値観を再確認するきっかけとなり、共同で決めることが後悔のない住まい選びを実現するのです。

購入後の後悔

興味深いことに、購入後の“後悔”についてもデータが示されています。具体的には、最も多くのパワーカップルが「駅からの距離」が後悔の一位と評価し、特に女性は約20％も高い不満の声を上げています。快適な日当たりや間取り、デザインなど、リノベーションで改善可能な要素も挙げられており、こうした結果から女性の住宅に対するこだわりの強さを感じ取ります。

価値観の違いを受け入れることが重要

この調査結果からは、パワーカップルの家庭においても価値観の違いが際立ちますが、皆さんが理想の暮らしを実現する中で、パートナーとのコミュニケーションが鍵となります。変えられない条件（駅からの距離や日当たりなど）と、変えられる条件（間取りや内装など）を見極め、理想の住まいを実現するための準備をすることが必要です。グローバルベイスでは、プロのサポートを活用し、納得のいく住まいを手に入れるためのアドバイスを提供しています。