琵琶湖博物館の歴史展示
2025-10-31 10:47:16

琵琶湖博物館で学ぶ古地図の歴史と水害対策の重要性

琵琶湖博物館の新たな企画展示



琵琶湖博物館では、現代社会の水害対策への関心が高まる中、古地図を用いた新しい企画展示「川を描く、川をつくる―古地図で昔の堤をさぐる―」が開催されています。この展示は、江戸時代から明治初期にかけての河川の歴史を探求するもので、特に治水の重要性が問い直されている今日において、大いに意義を持っています。

企画展示の目的と重要性



この展示の背景には、日本が直面する水害や土砂災害の頻発があります。近年、歴史を通じて私たちが学ぶことができることが求められており、そのための資料として古地図がクローズアップされています。古地図を通じて、近江地域や淀川流域の治水の歴史を学ぶことで、私たちの暮らす地域の自然環境についても深い理解を得ることが期待されています。

ギャラリートークの詳細



さらに、この企画では、担当学芸員によるギャラリートークが毎週土曜日に行われます。参加者は、珍しい江戸時代から明治初期までの古地図の実物を見ながら、専門家から直接解説を受けることができる貴重な機会です。ギャラリートークは、11月の毎週土曜日(1日、8日、15日、22日)に開催され、時間は各日15時40分から16時30分までの50分間です。ただし、15日は「びわ博フェス」の開催に伴い、特別な時間(14時10分~15時00分)で行われます。

主な展示資料



展示には、多くの興味深い資料が揃えられています。例えば、19世紀頃の「大津瀬田川流域絵図」は、明治41年(1908年)の「滋賀県天野川実測平面図」や、天保11年(1840年)の「近江国栗太郡出庭村」など、地域の歴史を感じさせる資料が目白押しです。特に、「近江国栗太郡出庭村・中村・辻村大絵図」は、大型地図であり、江戸時代の地元住民の暮らしを垣間見ることができる貴重な一品です。

訪れる価値



琵琶湖博物館を訪れることで、ただ古地図を視覚的に楽しむだけではなく、水問題に対する理解を深めることができます。参加者は質問を通して学芸員との交流を楽しみ、自らの知識を広げることができるでしょう。これらの展示は、地域の歴史や治水に対する意識を高めることに繋がります。

企画展示の開催情報



この企画展示は、2025年(令和7年)の11月24日まで開催され、展示室の入場時間は9時30分から17時まで(最終入館は16時)です。観覧料金は、大人340円、大学生は270円、小中高生は170円と手頃です。特に団体料金も設けられているため、学校やグループでの訪問にも適しています。

さらに、展示に参加するためには、別途常設展示の観覧券が必要となりますが、地域の歴史に触れる絶好の機会となるでしょう。この秋、琵琶湖博物館での古地図展を通じて、日本の治水の歴史を深く学ぶ貴重な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
滋賀県立琵琶湖博物館
住所
滋賀県草津市下物町1091番地
電話番号
077-568-4811

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