NPO法人だっぴが「第14回キャリア教育アワード」受賞
岡山県岡山市に本拠地を置くNPO法人だっぴが、経済産業省主催の「第14回キャリア教育アワード」において、コーディネーターの部で優秀賞を獲得しました。この賞は、産業界による優れた教育支援活動を広く社会で認識し、その取り組みを奨励することを目的としたものです。授賞式は、令和7年2月6日に開催される予定です。
キャリア教育アワードとは?
こちらのアワードは、経済産業省が2010年度より実施しているもので、今年で14回目を迎えます。企業や経済団体が行う教育支援の取り組みの中から、素晴らしい事例が表彰されることにより、その効果を広め、さらなる発展を促進することが目的です。受賞者の詳細は、経済産業省の公式プレスリリースで確認可能です。
NPO法人だっぴの取り組みについて
NPO法人だっぴの「中学生・高校生だっぴ」プログラムは、少人数のグループで自分の見解を対話形式で共有することに重点を置いています。これにより、生徒たちの自己効力感や将来への期待が育まれ、地域社会への帰属意識が高まります。参加者は、様々な価値観や物語に触れながらキャリア形成についての視野を広げていくことを目指しています。
生き方百科
さらに、岡山における多様な大人の生き方や企業の活動について大学生が取材したアーカイブが「生き方百科」として中高生や大学生に提供されています。この取り組みでは、さまざまな大人をロールモデルにすることで、生徒たちが自身の未来像を描く手助けをしています。
放課後キャリア探究
毎月1回、高校生や大学生、社会人が集まり対話を通じて交流を深める「放課後キャリア探究」も行っており、ここでは企業訪問やインタビュー活動が実施されています。こうした機会を通じて、生徒たちは実際の職場や社会との接点を持ち、行動の変容を促されるのです。
受賞に対する評価
NPO法人だっぴの取り組みは、教育委員会や学校との密接な情報交換を基にした成果として評価されました。また、中高大の生徒たちと企業人との意見交換が、内発的な動機付けを促進する大きな要素とされています。
今後の展望
今後もNPO法人だっぴは、そのミッションを継続し、若者が活躍できる社会を目指し努力を重ねていくことを誓っています。地域の教育力を底上げし、さらなる社会貢献を実現するために、さまざまなプログラムを展開していく予定です。代表理事の森分志学氏は、「私たちの努力が認められたことに感謝し、今後も地域社会との連携を深めていきたい」と述べています。
このように、NPO法人だっぴは地域の教育力を高めるための取り組みを進めています。若者たちが自分らしく生きる社会を実現するため、今後もその活動から目が離せません。