最近、金融業界ではオンラインサービスの導入が急速に進展しています。その中で、特に注目を集めるのが、SMBC日興証券が採用したオンライン商談システム「ROOMS」です。このシステムは、株式会社Bloom Actが開発した国産のオンライン接客専用システムであり、ZoomやTeamsなどの海外製Web会議ツールとは異なり、日本のビジネスシーンに特化した機能を持っています。
ROOMSの最大の特徴は、インストール不要で簡単に接続できる高いユーザビリティです。特に、オンライン相談が普及しつつある現在、いかにスムーズに顧客とのコミュニケーションを行うかが、企業の成長において重要なポイントとなっています。
ROOMSの導入背景
SMBC日興証券がROOMSを導入した背景には、顧客のニーズに対する迅速な対応があります。金融サービスも従来の対面による相談が主流でしたが、近年のデジタル化の進展により、オンライン相談のニーズが高まっています。特に新型コロナウイルスの影響で、リモートワークや非接触型の対応が求められる中、金融業界でもオンラインでの商談システムの必要性が一層顕著になりました。
ROOMSは、単なるオンライン商談ツールではありません。顧客とのつながりを一層強化するための多機能性を誇ります。URL共有やカレンダー予約、ルームキー入室など、豊富な接続方法を用意しており、お客様にとっても非常に便利です。また、国内の環境に特化した独自のプレゼン機能を搭載している点も、他の海外製ツールにはない大きな利点と言えるでしょう。
セキュリティの強化
金融業界においては特にセキュリティが重要視されます。ROOMSは、TLS1.2によるエンドツーエンド暗号化を採用しており、通信の中継・データの保管をすべて国内で行っているため、安全性は高いと言えます。さらに、ISO27001を取得しており、運営会社としても適切な情報管理を行っている点も安心材料です。
未来への展望
今後、SMBC日興証券はROOMSを活用して、対面や訪問を超えた新しい顧客体験を提供していくことを目指しています。オンライン窓口相談により、お客様にとってより良いサービスを実現していくでしょう。ROOMSを通じて、金融サービスの新しい形を示すこの取り組みが、他の企業にも波及していくことが期待されています。
株式会社Bloom Actについて
ROOMSを開発した株式会社Bloom Actは、「時間」という価値に焦点を当て、新たなビジネスソリューションを提供しています。時間を有効に活用することで、企業の成長とより豊かな社会の実現を目指しています。ともすれば手間がかかりがちなオンライン商談も、Bloom Actによってより利便性が向上することが期待され、今後の進展に注目です。