地熱発電の未来を考えるセミナーの開催
2024年9月9日、一般財団法人日本計画研究所(JPI)が主催するセミナーが行われます。今回のテーマは「地熱発電導入拡大に向けた取り組み」です。講師には、電力中央研究所の中尾吉伸博士が招聘され、地熱発電技術の最新動向や、それに対する新しい取り組みが紹介される予定です。
地熱発電の重要性
地熱発電は、出力変動が少なく、安定した電源として注目されています。しかし、実際には設備のトラブルや運用上の課題が存在し、発電の機会損失が生じることもあります。今回のセミナーでは、地熱発電所の暦日利用率向上に向けた具体的な技術や取り組みが議論されます。
セミナーの概要
セミナーでは、地熱発電所のスマート保安の実現に向けた各種取組みが紹介されます。
1.
地熱発電所の現状と課題
地熱発電におけるスマート保安の必要性や課題を解説し、性能管理の重要性について触れます。
2.
運転管理支援ツール「GeoShink」
JPIが開発した地熱発電所向けの管理システム「GeoShink」の具体的事例や機能について詳しく説明します。このツールは、発電所の監視や異常検知に役立つ技術です。
3.
NEDO事業の進展
地熱発電の持続可能性を支えるためのIoTやAI技術の開発状況についても紹介される予定です。
4.
JOGMEC事業
「カーボンリサイクルCO2地熱発電技術」という新しい取り組みについても説明がなされます。この技術は、地熱発電の品質向上とともに環境への配慮も結びつけています。
5.
質疑応答の時間
セミナーの終わりには、参加者からの質問を受け付け、講師の中尾博士と直接対話する機会があります。これにより、技術に関する専門的な理解を深めることができます。
6.
名刺交換・交流会
新たな人脈を築く場として、参加者同士の名刺交換の時間も設けられています。講師との個別対話も可能なため、参加者同士や講師とのネットワーク形成のチャンスです。
受講方法と料金
参加形態は現地受講、ライブ配信、アーカイブ視聴の中から選ぶことができます。料金は、参加者1名が33,390円(税込)、2名以上の同時申し込みの場合は28,390円とお得です。
このセミナーを通じて地熱発電に関する最新のトピックや技術を学び、ネットワークを広げる貴重な機会になることでしょう。興味のある方は、ぜひ公式サイトからお申し込みください。詳しくは
こちらをご覧ください。