フォーラムエンジニアリング、インドとの人材交流を強化
株式会社フォーラムエンジニアリングは、インドと日本の人材交流を推進するために元インド外務省の日本顧問であるAshok Kumar Chawla氏とアドバイザリー契約を締結したことを発表しました。この契約により、日印関係の深化や日本語教育の拡充を目指す取り組みが本格化します。
Chawla氏のキャリアと役割
Chawla氏は、インド外務省の日本顧問として長年にわたり日本語教育や人材育成に尽力してきた専門家です。彼は、インドにおける日本語推進センターの設立を主導し、デリー大学およびジャワハルラール・ネルー大学での教育に関与してきました。その豊富な経験と広範な人脈を活かし、当社は日印人材交流の促進を図ります。
さらに、Chawla氏の助言を得ることで、フォーラムエンジニアリングのインド子会社であるCognavi India Private Limitedが提供する、新卒学生の就職活動をサポートするサービス「Cognavi」の拡張にも取り組みます。彼は2025年7月から本格的にインド事業の経営陣との連携をスタートし、具体的な施策のアドバイスを行います。
日本市場への技術人材供給の強化
今回の契約では、「インド高度技術人材を日本市場に繋ぐ」というテーマも重要です。Chawla氏と共に、より具体的な戦略を練り上げることで、日本の企業が求める技術者をインドから日本に送り込むための枠組みを整えていく予定です。また、インドから日本に来る人材に対しての日本語教育プログラムの構築も目指しています。
特に、日本での留学や就労を希望するインドの学生向けに、日本語教本やコンテンツ制作にChawla氏が協力します。これにより、インドからの留学生が日本での生活にスムーズに適応できるよう支援します。
未来のビジョン
さらに、将来的には「日本語教育アプリ」の開発にも着手する計画です。これにより、ただ単に言語を教えるだけでなく、インドの学生が実際にビジネスシーンで日本語を活用できる能力を育成します。このように、Chawla氏との提携は単なる形式的なものではなく、実際の教育の現場や就職活動にも直結した影響を及ぼすことが期待されています。
フォーラムエンジニアリングの立ち位置
フォーラムエンジニアリングは、エンジニア派遣を中心とした事業を展開する企業であり、特に機電系エンジニアに特化しています。海外との人材交流は、国内における人材不足の解消に向けた重要な施策であり、Chawla氏とのアドバイザリー契約締結は、彼らの戦略において大きな意味を持ちます。AI技術を活用した人材マッチングシステム「コグナビ」によって、企業が求めるスキルとエンジニアが持つスキルを効果的に結び付け、新たなキャリアの道を開いています。
これからのフォーラムエンジニアリングの活動に、業界のみならず広く期待が寄せられています。