資生堂が「DIVERSITY CAREER FORUM 2025」に協賛
資生堂は、障がい、性的指向、性自認にかかわらず、多様性を尊重する働き方をテーマにした「DIVERSITY CAREER FORUM 2025」にゴールドスポンサーとして参加することを発表しました。これは、同社がこのフォーラムに出展するのが9回目であり、ゴールドスポンサーとしての協賛は初めての試みとなります。
フォーラムの目的
このフォーラムは、日本で最大級のダイバーシティ推進イベントであり、多様なバックグラウンドを持つ参加者がそれぞれのキャリアについて考える場を提供します。資生堂は、「美の力でよりよい世界を」という企業理念の実現には、様々な人材の力が不可欠であると確信しています。この考え方に基づき、多様性・公平性・包括性(DE&I)を経営戦略の中心に据えて、年間を通じてその重要性を社内外に広めています。
主な取り組み
資生堂の出展内容
- - フォーラム特設サイトへのオンラインブース出展
- - フォーラム当日の動画放映(2025年12月13日)
- - イベント「MEET UP」(2026年2月6日)での資生堂社員の登壇
詳しいイベント情報は特設サイトで確認することができます。
特設サイトはこちら
障がいのある社員のキャリア支援
資生堂は、2019年に社内アイデアコンテストで視覚障がい者が提案した「視覚障がい者の職域拡大プロジェクト」を契機に、新たなキャリアの可能性を広げました。現在、視覚障がい者の社員が営業担当として活躍しており、手話を使用した美容職にも新たな席が設けられています。
さらに、障がい者向けの支援制度を整備し、通院休暇や柔軟な働き方を選べる資生堂ハイブリッドワークスタイルを導入しています。全ての社員が均一な評価を受ける給与体系も、多くの社員から支持を得ています。
12月のDE&Iの取り組み
社会貢献活動
- - 「ガイドメイク」セミナー: 視覚障がい者が簡単にメイクできるよう、資生堂は2019年から「ガイドメイク」のセミナーを開催。2025年12月3日の国際障がい者デーに合わせて、全国で約180名の参加者にメイクの基本を指導します。詳細はこちらから。
- - Valuable 500国際会議出席: 2025年12月、資生堂のエグゼクティブオフィサーが障がい者支援のための国際会議に参加します。この取り組みは、障がいのある方々との交流を通じて社会的価値を創造することを目指しています。
社内イベント
資生堂では、全従業員向けに「Diversity Week for People with Disabilities」を開催し、障がい者の体験談をシェアするなど、多様性への理解を深めるプログラムが行われます。
これにより、職場における多様性の重要性が一層理解されることによって、全社員の意識が高まることが期待されています。
まとめ
資生堂の取り組みは、ダイバーシティを通じた社会の実現を目指しています。障がいや性別にかかわらず、誰もが自分らしい働き方を追求できる環境を整えていくことで、より良い社会の実現に寄与することが期待されています。