阪急阪神不動産、フィリピン初の『Sakura Residences』プロジェクト始動
阪急阪神不動産株式会社は、フィリピンの不動産デベロッパーであるJuanito King & Sons Inc.と提携し、「Sakura Residences」という名のマンション分譲事業に参画することを発表しました。このプロジェクトはフィリピン初となるマンション分譲事業で、セブ都市圏に位置し、2028年の竣工を目指しています。
プロジェクトの立地と住環境
「Sakura Residences」は、セブ中心部から約5km離れたマンダウエ市に建設されます。このエリアは、商業施設や学校、病院が近くにあり、非常に生活利便性が高い環境です。特に、マンダウエ市は製造業の中心地であり、そこで働く人々の住宅需要が見込まれています。また、セブ中心部までは車で約20分というアクセスの良さから、通勤者層の需要も期待できる絶好のロケーションです。
本プロジェクトでは、582戸を2棟で展開し、安定した住宅需要を背景に推進していく予定です。具体的には、敷地面積は5,092平方メートルで、2028年に竣工予定となっています。
共同事業契約の締結
阪急阪神不動産とキング社は、2023年10月22日にこのプロジェクトを推進するための共同事業契約書を締結しました。これにより、フィリピンにおける新たなマンション分譲事業がスタートし、両社の協力が一層強化されることが期待されます。
フィリピンでの実績
阪急阪神不動産は、フィリピンにおいてマニラ都市圏に8つの戸建分譲プロジェクトを持ち、セブ都市圏でも「Danarra South」と「Danarra North」の2つの戸建分譲プロジェクトを共同で実施しています。これらのプロジェクトを合わせると、フィリピンで手掛けるプロジェクト数は11にのぼり、総戸数は約7,860戸に達します。
この新プロジェクト「Sakura Residences」は、これまでの実績を基に、さらにフィリピン市場での存在感を高めるための重要な一歩となるでしょう。
海外不動産事業の強化
阪急阪神不動産は、ASEAN諸国を中心に海外での不動産事業をさらなる強化を図っています。今回の「Sakura Residences」プロジェクトへの参画により、住宅分譲事業の実績は総計で65プロジェクト、約72,610戸に達する見込みです。
まとめ
阪急阪神不動産がフィリピンでの新たなマンション分譲事業を開始することで、今後の地域開発や現地経済への寄与が期待されています。新しい住環境の提供に向けたこのプロジェクトには、多くの期待が寄せられています。安定した生活環境とともに、フィリピンにおける日本企業のさらなる発展も注目されることでしょう。