MBKパートナーズ、ユニマットリタイアメントの全株式取得を決定し介護業界で更なる成長を目指す

MBKパートナーズがユニマットリタイアメントの全株式を取得



2023年1月20日、アジア最大級のプライベート・エクイティ・ファームMBKパートナーズ(以下「MBKP」)は、日本の高齢者介護サービスを提供する株式会社ユニマットリタイアメント・コミュニティ(以下「ユニマットリタイアメント」)の全発行済株式を取得するための株式譲渡契約を締結したと発表しました。この株式譲渡契約は、ユニマットリタイアメントの既存株主である株式会社ユニマットライフなどと結ばれました。

この譲渡契約の目的は、2023年4月を目途にユニマットリタイアメントの全株式を取得し、今後の事業成長とサービスの向上を目指すことです。ユニマットリタイアメントは、ショートステイやデイサービス、訪問介護など、多様な介護サービスを提供しており、特に「そよ風」ブランドのもとで全国に展開しています。

ユニマットリタイアメントのサービス展開



ユニマットリタイアメントは、介護付きホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などを含む「複合型介護施設」を提供し、在宅系から入居系サービスまでをワンストップで展開しています。特にショートステイサービスでは業界トップの拠点数を誇り、自立支援を重視したサービスを展開しています。

最近では、訪問系サービスや住居、保険外サービスの強化にも力を入れており、地域包括ケアシステムの構築に寄与しています。このように、ユニマットリタイアメントは多様なニーズに応えるための包括的な介護サービスを提供することで、業界内での競争力を高めています。

MBKパートナーズの戦略



MBKPは、2005年に設立以来、幅広い分野の企業への投資を行い、企業価値の向上に努めています。日本における超高齢化社会を背景に、ユニマットリタイアメントや23年にM&Aを通じで取得した株式会社ツクイに注目し、介護業界の市場成長を見据えています。ツクイも同様にデイサービス事業において業界のリーダーとして知られています。

ユニマットリタイアメントとツクイは、MBKPの支援のもとで、それぞれのオペレーションノウハウやサービスを相互に補完することにより、業務の効率化を進め、利用者にとってより充実したサービスを提供できるようになることを目指しています。この取り組みは、今後の在宅介護事業グループとしての価値の創出にもつながると考えられています。

未来へ向けた大きな変革



MBKPは今後も有望企業に投資を行い、企業価値の創出と向上に取り組むとともに、日本経済と金融システムのさらなる発展に貢献していく方針です。介護業界においても、在宅介護事業の拡大と充実を通じて、高齢化社会における新たな価値を創出し、利用者とその家族に喜ばれるサービスを提供し続けるでしょう。

会社概要


MBKパートナーズは、アジアでの大規模なプライベート・エクイティグループとして、東京、上海、香港、北京、ソウルに拠点を持ち、数多くの企業へ投資を行ってきました。これまでに54社に対して投資を行い、特に日本市場においても有力な企業との連携を強化しています。

ユニマットリタイアメントは、東京都港区に本社を構え、1974年からの長い歴史を持ち、従業員数は12,468人と大規模な組織です。介護事業を中心に、地域社会に根ざしたサービスを展開しており、多くの利用者の信頼を得ています。

会社情報

会社名
MBKパートナーズ株式会社
住所
東京都千代田区永田町2丁目10−3 東急キャピトルタワー12階
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。