跡見学園女子大学での特別授業
最近、学校法人跡見学園の跡見学園女子大学で、株式会社ファミワンの公認心理師・臨床心理士の戸田氏が不妊治療についての講義を行いました。
この特別授業は、大学が設けた健康心理カウンセリングの一環として行われ、約98名の学生が参加しました。戸田氏は、「子どもを願うすべての人に寄り添い、幸せな人生を歩める社会をつくる」という企業のビジョンを背景に、不妊治療に関する基礎知識や心のケアについて、具体的な事例を交えなからわかりやすく伝えました。
不妊治療の重要性と心理的影響
講義では、経験者の心理的負担についても触れられ、カウンセリングの重要性が強調されました。学生たちは、カップル間のコミュニケーションの重要性や、異なる視点から共通点を見出す方法について学びました。一人ひとりの思いや感じ方を理解し、互いが敵にならないようにすることが、心の支えになるとのことでした。
特に、戸田氏は「年齢と妊娠率の理解、プレコンセプションケアの重要性」を強調し、学生たちにとって当たり前ではない知識を学ぶ貴重な機会となりました。日本では、不妊治療を始めることが心理的な障壁となっているケースが多く、その背景についても言及がありました。
学生たちの感想
授業が終わった後、学生たちからはさまざまな感想が寄せられました。ある学生は、「戸田先生のお話を通じて、今後の選択肢としての不妊治療の重要性を理解しました。知識を友達にも伝えたいと思います」と述べ、自身の周囲にもこの情報を広める意欲を見せました。別の学生は、「性教育を進めることが大切だと思った」と話し、日本における不妊治療の社会的理解を深める必要性を感じている様子でした。
跡見学園女子大学の歴史
跡見学園女子大学は、明治8年に設立されて以来、女子教育の先駆者としての役割を果たしてきました。現在、創立150周年を迎えるにあたり、跡見花蹊の教育理念が再評価されています。特に、当大学のシンボルでもある「はいからさんが通る」のキャラクターが、歴史の大切な節目を祝っています。
プレコンセプションケアの取り組み
ファミワンでは、今後も不妊治療やプレコンセプションケアに対する理解を深めるため、地域や学生を対象とした啓発活動を継続していく意向です。専門家による資料も提供されており、必要な情報を広く普及させる取り組みが進められています。
福利厚生サービス「ファミワン」の概要
株式会社ファミワンは、福利厚生サービスを通じて、企業の健康経営をサポートしており、オンラインでの健康相談が可能です。具体的には、専門家によるセミナーや個別サポートを提供し、従業員の健康を守る取り組みを行っています。社員が匿名で相談できる環境作りが進められ、心理的安全性が高められています。また、企業ニーズに応じたカスタマイズが可能なセミナーも展開されています。
このように、跡見学園女子大学とファミワンのコラボレーションが、学生たちに必要な知識と理解を促進し、今後の彼らの成長へと繋がることが期待されます。